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続・台風後に集めたもの

台風後の拾い物の話が長いこと続いてしまっています。

台風が去って数週間、「もうさすがにそんなものは残ってないでしょう」と思うところですが…

今私が集めているのは、まだ森や林道の脇に放置されている折れたスギ類の木の「皮」^ ^

木の皮は、木が成長中で水分を多く含んでいる晩春から初秋の時期でないときれいに剥くことができません。そして、大抵はそこらで集められるツルと違って、自分で大きな木を切ったり、何らかの理由で折れたりしたのを見つけた直後しか手に入れる機会はありません。

台風で折れた木は、まさに自然がくれた「めぐみ」。

見つけた倒木は週末ジョギング道の途中。
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ここでおもむろに小さいナイフを取り出し、表面の樹皮をそぎ取り、木の端っこの、幹と樹皮のあいだにに丁寧にナイフを差し込み皮を持ち上げます。
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隙間ができたら指を入れてぐぐーっと持ち上げ、あとは剥けるところまで引っ張ってむきます。
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太い木であれば、幅数センチごとに短冊みたいにむいていくと、ぐるっと幹一周分の皮を回収できます。

まあ、イヌの散歩をしているヒトから見たら、怪しい作業では、ある(^^;

林にはまだまだ折れた木があるので、乾燥してむけなくなるその日まで、ジョギングのたびに皮をむき続けることでしょう。

前回、皮を採集したのは、たまたま近所の公園で春にスギの一種「ラクウショウ」の枝を切ったのを見つけた3年前。管理事務所の人に事情を話して持ち帰らせてもらったのが最後でした。以来、その時の皮を大切に、薄い厚さに裂きながら使っていました。

これからも、次にいつ手に入るかはわからないから、これはまさに宝物。
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作ったかごはまた後日♪

by nicecuppatea | 2018-10-17 08:08 | Comments(0)

引き続き、季節の恩恵を、残さず享受

ここのところ、週末は何をしたというわけではないのに、あれやこれやであっという間に1日が終わっていきます。

まだまだ季節の恩恵、台風の恩恵をがめつく、しぶとく享受しようとしているからでしょう。ジョギングの帰りにあつめたもの。
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森のキーウィの木から風で落ちた小さな実、ヤマグリ、キクラゲ。

拾ったキーウィ、夏畑を整理したら残ってた今年最後のスイカ(テニスボール大)の悪くなっていなかったところと、「ジュース用」で買ったリンゴは、すべてさいの目に切って砂糖を多めにまぶして一晩おきます。こうするといっぱいジュースがでてくる。
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図らずもイタリア国旗の色みたいでカラフル^^

出てきたジュースと一緒に火にかけて煮立たせて、あまり形が崩れて色が混ぜ混ぜになる手前で火を止めます。偶然にも甘みと酸味が絶妙にマッチして、想像以上の味♪
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2、3回は朝食の友になるな。
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畑には、まだ先日の台風で、隣接した雑木林から飛んできた大枝、小枝がたくさんちらばってました。
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折しも、たき火の恋しい時期になってきました。葉っぱはできるだけ燃さないで土に返したいけれど、大きな枝や、夏に栽培したナスやタカキビの根っこは硬くてなかなか分解しないので、この際、燃してしまう。

その熱エネルギーを無駄にするわけにはいかない…と、焚き火に焼べるものを探したけどサツマイモはまだ収穫前だし、さて何にしようか…

と、いうことで、篠竹にパンの生地を撒きつけて、ほぼ終わりかけた焚火の上にかざす。
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やはり私は古代人とそう変わらないだろう。
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ときどき竹を回しながらまんべんなく焼き色を付けて。ちょっとやみつきになりそう。
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荒っぽいものになりましたが、焼き立てはどんなものだっておいしい。乗っけた具はプルドポークとコールスロー。
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振り返ると、ひとつひとつの食べ物づくりに、時間をかけすぎだ。 でも、やはり休日は非効率なことをやりたい。

この他にも、さまざまな「恩恵」を受け続けています。そちらはまた後日に。

by nicecuppatea | 2018-10-15 08:38 | おいしい実 | Comments(0)

バゲット用バスケット製作記ー2

先日来、ご近所の多摩湖畔で集めたフジヅルで、パン屋さんからオーダーを頂いたバゲット用のバスケットを作成中です。

オーダーのポイントは、細長のパンなので、それを「見せながら」陳列出来るような、四角くて、深めで、そして手前の高さが低いバスケット。

気をつけないといけないのは、ものを置くだけのバスケットより、ものの出入りや、ヒトの接触が多いバスケットになるであろうこと、そしてバゲットを立てかける、ということは、上部後ろ側の縁に常に重心がかかるということ…

手持ちの材料と相談しながらですが、普段作るバスケットより、意識的に強度を増さないといけない部分がありそうです。

と、いうことで。

バスケットの底辺に近いところは、手持ちの一番太め硬めのつるで編んで、出来るだけ立ち上がりの部分を重く、強固に出来るように。
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でないと使っている間にバスケット全体がバゲットの重みの偏りで後ろに傾いた「ひし形」になっていってしまうんじゃないかと。

また、四隅にはつると合わせてまっすぐで硬いブルーベリーの枝を差し込みました。
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自然のつるは全体的にねじれているものなので、丸いバスケットの「曲線」を編むより、四角いバスケットを、直線を維持しながら編み上げる方が難度が高い気がします。ごまかしが利かないというか(^^;; 出来るだけまっすぐなラインを維持できるように、まっすぐで硬い、ブルーベリーの剪定枝のチカラを借ります。
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傾斜をつける部分は、編み物のように1芯づつ、網目を減らして行くことで対応。
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出来るだけ、揺るがないよう、網目をぎゅーっと締めながら編み上げていきました。
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とにかく、新しいかごあらば、行って、入ってみる。
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一度最後まで編み上がってからも、しばらく手元に置いて、完全につるが乾いた状態で網目が緩くなったところにさらに編み足しました。編み目が密になれば、それだけ強度も増します。行き当たりばったりに聞こえるかも知れませんが、自然素材を使うので、全てが計算通りに行くことはないってことで^ ^

数週間かけて、編みたし、編みたししながら、出来た形がこれ。
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さて、使いものになるかしら。

by nicecuppatea | 2018-10-12 08:09 | Willow Cottage | Comments(0)

自然の猛威と恩恵

再び長いこと間が空いてしまいました。

その間にもさまざまな出来事があり、すでに記憶すら薄らいできているところですが、何はともあれ拾い物のはなし。先日の台風のあと、再び私は大きなカラのリュックを背負って、夜明けとともに森の中にジョギングにでかけました。

そこここで強風でへし折られた大きな木を見かけます。どんな音がしたんだろう。(ちなみに私は「窓が割れそうな音で眠れなかった」というダンナをよそに、夜中の嵐の気配には爆睡中で全く気付かず…^^;)
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嵐の後のジョギングで、今回まず探しに行ったのは、前回の台風の時、2つだけ拾ってきたヒマラヤスギの花果。

これの先っぽが、いわゆる「シダーローズ」なのだと聞いて、これからあれやこれや集める、クリスマス用クラフト素材の1つにならないかなと拾い集めてみました。拾いも拾った、15キロ分。
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ジョギングしながら朝5時半頃、絶対誰もいないだろうと思って木の下まで行ってみたら、もうおじさんが拾い始めてた。でも、とにかくものすごい数が落ちていたので、平和的共存が可能に(笑)

大きなリュックに詰め込めるだけ詰め込んだけど…
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普段なら「お宝」のこんな枝付きの巨大松ぼっくりも、たくさんありすぎてとても持ち帰れず…。こんなのは普段は木のてっぺんについていて、嵐でも来ない限り丸腰のニンゲンには、到底このまま手に入るものではありません。

重たいクルミの実もどっさりと落ちてた。洗っても洗っても…
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今年は、自分たちが住んでいるところの気候が今までとは変わってしまったんだ、と確信するほど、異常気象や自然災害が多い年ですね。決まりきった言いかたですが、自然現象という大きなものの前では、人間は影響されることしかできません。

遠く昔は隕石の衝突、そして火山の大噴火、地震に津波に川の氾濫、山火事、落雷、土砂崩れ…最近ではゲリラ豪雨なる新しい災害を示唆するような雨の呼称も出てきた。

そんな「自然災害」と人の力関係は、これだけいろんなものが発達した今でも、結局昔とあまり変わっていないのではないかな。そして、誤解を恐れずに言えば、自然の猛威によって「恩恵を被る」ことも、昔から大なり小なりあって、それも変わってないのでは。

嵐が来たら「自然の落し物」を探して袋を以て長距離を歩いたり走ったりする。きっと私は古代人と同じことをしているに違いない。

by nicecuppatea | 2018-10-01 09:56 | 里と野山 | Comments(2)