イギリスで生活していた時、日本を思い出して一番「日本がいいなー」と思った事のひとつは、寒い日に入る露天の温泉でした。日本に帰ってきて特にイギリスの「この時期はよかったなぁ…」と思いだすのは、やはりクリスマスの時期です。
今日はいわゆる「クリスマスイブ」でしたが、私は朝8時半から5時までずっと会議。普通の生活をしていたら、全く「特別な日」という気はしないで「若い人たちがロマンチックに楽しむ夜ね」くらいのイベントで終わってしまいます。 今でも私に本当の意味でのクリスマスを感じさせてくれる唯一の出来事はこの時期になると毎日のようにポツリポツリと届くイギリスからのクリスマスカード。だんだん枚数は少なく落ち着いてきましたが、今年来たのはこんなカードたち。この裏側を見てみると、このカードはすべてそれぞれに特定の運動をしている団体をサポートするカードです。 ちなみにここに出ているカードはそれぞれ、The Blue Cross (イギリスのペットチャリティ)、Great Ormond Street Hospital Children's Charity(病院の子供たちをサポートするチャリティ)、Oxfam(人道援助団体)、British Heart Foundation(心臓疾患の人をサポートしたり(特に子供)病気の研究を進めるチャリティ)、 British Trust for Ornithorolgy(英国鳥類保護協会ーイギリスの山階鳥類研究所(?)みたいなとこです)、アルツハイマー・ソサイエティ、ライフボーツ(24時間のライフセービングをやっているチャリティ)といったチャリティやNGO,非営利団体にカードの収益金が行く、というカード。 中にはカードの裏の団体の名前を見れば、あぁ、あの人からのカードだ、とわかるものもあります。今年届いたカードは全部、特定の活動を支持する意味を持つカードばかりでした。去年には「私はカードをだしません。あなたも私に送ってくれなくてよいので、その分の小銭をどこかの団体に寄付してください」というメールがきたりもしました。 こう考えると「クリスマス」の一番大切な部分は日本には入ってこなかったんでしょうかね。クリスマスは「Time to give some back(何かをおかえしする時期)」とよく聞きました。身近な家族であったり、遠くの国の見も知らない人だったり、だれか自分以外の人やモノを思いやる時、ということでしょうか。 みんながそういう思いでクリスマスを迎えているのかどうか、知りません。けれどもロマンスを求めて外で外食などしない年になった私自身は「そういうことならクリスマスってもっと大きくて深い行事なのに」と感じたりしています。
by nicecuppatea
| 2008-12-24 22:33
| イギリスでのこと(季節)
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