どこで見たか忘れましたが、「日々の食生活」を考えたとき、「自分の家のキッチンの窓から見える範囲のものを食べて暮らすのが一番健康で幸せ」というのを読んだことがあります。
要はどうやって育ったか分かっていて、自分の住んでいる場所の気候に合っているものが体に良いしおいしい、というようなことなんでしょう。 もし、家に隣接する畑で野菜を作りながら、毎日食べる分だけ朝、畑から採ってこれるような「正真正銘スローライフ」生活なら、それを実現できるかもしれませんね。 かたや東京と田舎を週末ごとにあくせく往復する私の「スローライフになりたい生活」では、そんな美しい現実はありません(^^ 日曜日の夜田舎を車で離れる時に、翌週末に畑に戻ってくるまでの間の食生活を想像し、前広かつ結構計画づくで、かなりの量の野菜を効率的に車に積み込み、東京までどっさり持って帰ってくる必要があります(といってもこの「効率的積み込み」は私ではなくダンナの仕事♪) 野菜は古いものから使いきらないといけないから、週末までに使い切れなかった野菜はそのまま再び車で田舎まで持っていき、週末に使い切ることになります。気がつけば料理されることなく田舎と東京を行ったり来たりする野菜がでてきたりして「ねえ、これ先週も車に載ってなかった?」と旦那から問い詰められる羽目に(^^;エコな暮らしを目指す裏側にはムジュンがいっぱいです(笑) 「こんなものまで東京へ持って帰るの?」の例のひとつがこれ。 今年初めて球根を買って植えてみたサフラン、ホームセンターで10個で400円くらいでした。畑で植えてみたところ花がたくさんつきました。 なんの偶然か、20年も前に死んだ祖母が植えたと思しきサフランまで近くから芽を出していっしょに咲いていました。どうやら春先、畑の土の「天地返し」をしたら、今まで日の目を見なかった球根が地表近くに現れて芽を出したらしいのです。 今週末は畑には行かないので「もしそのままにしておいたら、来週満開のサフランから大事なめしべが収穫できない!」とまた、みみっちい考えが頭をもたげ、先週は花の咲いているサフランの球根をわざわざ堀あげて東京まで連れて帰ってきました…(サフランは土がなくても花が咲く植物だというし。) これだけのめしべ、東京の●武のデパ地下のスパイス売り場で買ったら何千円もするんですから! 「コスト削減を常に考えましょう」という会社の教えがこんなとこにまで浸透してるのか…? でもきれいな花が味気ない東京で咲いてくれるのが何より。
by nicecuppatea
| 2008-11-15 14:00
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