バゲット用バスケット製作記ー2

先日来、ご近所の多摩湖畔で集めたフジヅルで、パン屋さんからオーダーを頂いたバゲット用のバスケットを作成中です。

オーダーのポイントは、細長のパンなので、それを「見せながら」陳列出来るような、四角くて、深めで、そして手前の高さが低いバスケット。

気をつけないといけないのは、ものを置くだけのバスケットより、ものの出入りや、ヒトの接触が多いバスケットになるであろうこと、そしてバゲットを立てかける、ということは、上部後ろ側の縁に常に重心がかかるということ…

手持ちの材料と相談しながらですが、普段作るバスケットより、意識的に強度を増さないといけない部分がありそうです。

と、いうことで。

バスケットの底辺に近いところは、手持ちの一番太め硬めのつるで編んで、出来るだけ立ち上がりの部分を重く、強固に出来るように。
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でないと使っている間にバスケット全体がバゲットの重みの偏りで後ろに傾いた「ひし形」になっていってしまうんじゃないかと。

また、四隅にはつると合わせてまっすぐで硬いブルーベリーの枝を差し込みました。
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自然のつるは全体的にねじれているものなので、丸いバスケットの「曲線」を編むより、四角いバスケットを、直線を維持しながら編み上げる方が難度が高い気がします。ごまかしが利かないというか(^^;; 出来るだけまっすぐなラインを維持できるように、まっすぐで硬い、ブルーベリーの剪定枝のチカラを借ります。
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傾斜をつける部分は、編み物のように1芯づつ、網目を減らして行くことで対応。
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出来るだけ、揺るがないよう、網目をぎゅーっと締めながら編み上げていきました。
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とにかく、新しいかごあらば、行って、入ってみる。
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一度最後まで編み上がってからも、しばらく手元に置いて、完全につるが乾いた状態で網目が緩くなったところにさらに編み足しました。編み目が密になれば、それだけ強度も増します。行き当たりばったりに聞こえるかも知れませんが、自然素材を使うので、全てが計算通りに行くことはないってことで^ ^

数週間かけて、編みたし、編みたししながら、出来た形がこれ。
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さて、使いものになるかしら。

by nicecuppatea | 2018-10-12 08:09 | Willow Cottage | Comments(0)
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