夏のかご編み

西日本の雨は大変なことになっていますね。

この国はずっと、こんなに獰猛な自然の国だったのか。「被災地」という言葉がこんなに頻繁に耳に入ってくるようになったのは、ここ最近のような気がするけれど。日本中、どこに住んでも、猛り狂った自然の前に、人の力のなんと小さい事か。少しでも被害の拡大が収まり、早くに復旧が進みますように…。



こんな災害の前に、我が家の周りの猛暑などは、文句のネタにもなりません。しかし真夏だ…。例年、「ベリー屋」となる真夏の間は、かご屋はお休みしていたのですが、「かごとベリーは一緒にいた方がいい」という、わかりきった事実を再認識して数か月、今年は出来るだけベリーを売る真夏の間もかごを売れるようにしよう、と決意。

先日の清流マーケットで、かごにベリーを入れて買って下さった人が結構いらしたことに気を良くしているのは、間違いないのです。柳の下にどじょうは2匹いないって^^;

…とは思っているのですけど、そこはかとない期待があり、次のマーケットに向けて精力的に夏の素材でバスケットを編み続けています。

夏の素材。それは畑や道路沿いで、伸びすぎて切られた枝やツル。それこそどこにでもある季節です。

こちら、グリーンの取っ手は、畑でこぼれ種から発芽して2年目の梅の木の枝。抜いてしまうには忍びなく、わが畑で市民権を取得^^ 草刈中に、周りの枝を整えたものを持ち帰って小さなバスケットの取っ手に。まわりの編み芯は、プラムの剪定枝や、去年の秋から保存しているブルーベリーの剪定枝を二つに割いたもの。在り合わせ感が満載^^
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畑の際の篠竹に、わさわさとスイカズラが絡んでいたのでそちらも回収。ひとつかみむしり取ってウチに持って帰ってきたら、ネコたちに人気♪
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剪定したプラムの枝をフレームに、葉っぱをむしったスイカズラで編んでいきました。スイカズラは太い枝と細い枝の色が違って、それが自然とグラデーションになった…かな?
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もう一つは、道路に落ちていたフジヅルで。細い道路に伸びてきたフジヅルを、誰かが切ったのでしょう。その上に雨が降り、車が通り…雨に打たれて柔らかくなり、車にひかれて繊維が結構壊れてきて、地面に張り付くように落ちていたツルを拾い、クルクルと丸めて回収。
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もう、慣れっこになっていて、こんな「ゴミ」みたいのも「これ?いるの?」とも聞かずに、黙って自分のリュックにしまってくれるダンナ^^

細長い輪っかにした方のツルは、冬に採った、曲がった古アケビのツルを、そのよじれに従ってクルクルしておいたのと併せたら、直径がぴったり。
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こうして、ツルや枝の都合でできあがった直径、形の輪っかがぴったりとはまった時、カゴのサイズや個性が勝手に決まります^^ 「使いやすさ」の助けにはなりませんが、「編む楽しさ」は増します。細い葛や、取り置きのアケビであんでみたら、素材の太さ的にもなんかぴったり。
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短冊のように裂けていたフジヅルは、ウチに帰って綺麗に洗って皮をむき、裂けている繊維に沿って細く割く。しなやかでコシがあるので、繊維がこわれても縦に割けるだけで、折れることはありません。小さなバスケットのフレームにはこれぐらいの強度としなやかさがぴったり。
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気が付けば、今週末も、ジョギングし、畑を耕し、保存食を作り、拾ったツルでカゴを編んで終わりました。古代人とあまり変わらないかもしれない^^


by nicecuppatea | 2018-07-09 20:25 | Willow Cottage | Comments(0)
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