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あけびヅルの編みざんまい

「もうさすがに、ツルは充分なんじゃないの?」と、最近のダンナ。

毎日のように、帰宅するとあけびヅルが山と積んであり、就寝まではそれを一本づつ分けて、根っこや小枝、汚れを取っては保管できるようクルクルと小さく巻きます。
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ダンナが「もうツルがなくなった〜」と言う私を恐れて(恐ることはないのだが)、「もういらない…」というまで取ってくるつもりらしい。

言うわけないし(^з^)≡

何度か書いた「編めるツルとは」の中にも記しましたが(まだ途中だけど…)、同じ木のツルでも、その部位によって使い勝手が違います。こんなにたくさん細いランナーが集まったら、作りたくなるのは、「よろけ編み」のバック型のカゴ。メッシュのような編み方なので長く、しなやかで、節がないツルが大量にないと丈夫に編みあがりません。
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あれやこれやで、なかなか新しいバスケットを編み始められない平日。なんとか有効に時間を使いたいと、小さく巻いた大量のランナーを会社に持参。昼休みに社員用カフェテリアの片隅でひっそり開始。

とはいえ、底を編んでから上に立ち上げるタイプのバスケットは、編み始めは「高さ」分のツルも横に広がるので、さながらアシナガグモのようでおおごとになり、早々に店じまい。どうやらワタシにも、まだ守るべきものが残っているらしい^ ^

やはりいくら早く進めたくても、形になるところぐらいまではウチでやらないと、外でカゴ編み作業のお店を大々的に広げることは現実的ではありませんな。



by nicecuppatea | 2018-04-18 08:04 | バスケット編み
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