今まで「どんな素材も編めます」と書いてきました。それは厳密に言うと、それらの素材を「バスケットのどこに使うか」を考えると使えます、ということなんです。普通に編み編みした折れそうな素材でも、フレームや芯になら使えるかも、いやむしろ向いているかも。
これを考えだすと素材は無限に広がり、がぜん編むのが楽しくなります。何か新しい使い方などを思いつくと、通勤途中の電車の中にいる時であっても、あたかも創作の無限の世界に放たれたような幸せが訪れます。短いツル枝や木の皮が入った小さいビニール袋の中を覗きながら恍惚の表情になっていると思いますね。常識的な人ならこういうアブナイ人には近寄らないでおこう、と思うでしょう。 一番のコツは、硬いもの太いもの、そしてグネグネしているものは、フレームや取っ手、編み芯にしてその形を生かすことです。ま、当たり前ですけど。 例えば、グネグネしていて硬いフジヅルは、編みヅルに使おうとすると成功するのは難しい…てもそのうねうねを取っ手の上に持って来たり、うねりを生かした編み芯にして、その周りをまっすぐなツルで編めば、そのカゴの個性になります。 私はうねったツルを見つけたら、それをクルクルして、すわりの良い輪っかを作って、その輪っかに合いそうな量や太さの編みヅルが出現するまで保管しておきます。 取っ手はうねうねでも良いけど、編み芯は、うねうねだけだとかごの形にするのが大変なので、うねうねと併せていくつか真っ直ぐでしなう素材が欲しくなります。 そういう時は「そこらの木」の出番(笑)もはや、ツルである必要はありません。どんな枝でも「三日月」ぐらいの角度ではしなってくれるものです。そうすればフレームバスケットの芯にはなりますね。私が今まで使ってきたものは、ブルーベリー、もみじ、梅、バラなど。ここでのポイントは、「今年伸びた、枝別れしていないまっすぐなもの」であることでしょうか。 昨日雨のバス停前を通りかかった時。こっ、これは… 山椿の1年生の枝が、切り落とされて道路にたくさん落ちていました。枝がないし美しくしなうので、当然拾って輪っかにしてみたら… 嬉しいので最寄駅に行くまでに小さいのもいくつか作った。組み合わせたら、いい形のミニチュアバスケットになりそう。 そして、会社側の最寄駅に着いた状態。 今日も、通勤電車で創作の自由を謳歌している気分だった私。 とにかく、今日の結論も「何でも使えます!」(^-^)
by nicecuppatea
| 2018-03-08 18:49
| 編み素材集め
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