編めるツルとはー ①見つけ方

最近、何度か「XXはカゴ編みに使えますか?」というような質問を頂く事がありまして。そのたびに、質問より何倍も長い回答を書いている自分に気づき、自分にはこれについて語りたいことがいっぱいあるのだと、気づきました 笑

そういえば、ツルを編む前の段階のことって、あまり書いたことがありませんでした。で、アタマの中にあることはさながらツルのように絡み合ったまま。ここらで自分の整理の意味も含めて何回かに分けて、編む前の素材のことを書いてみようかと思います。(にしても長くなりそうだ。)

まず使う素材について。

前にも書いたことがありますが、基本、使い方を工夫すれば何でも使えると思っています。とりあえず細い枝、太いツルを見つけたら、ゆっくりねじりながら指に巻きつけて見る。それですぐにポキっと真っ二つに折れなければ、編みやすい、編みにくいは多少あっても何かを編むことはできるんじゃないかと。

個人的には、自分の住んでいる場所の周りであまり労なく、たくさん見つけられるものを主素材として使う傾向があります。貴重な植物なら、編み物が出来るほど大量に見つけるのも大変だし、第一根絶やしにするのもねσ(^_^;)

自分の住むエリアで一般的に見られるものは、カゴ編みに必須な「量の調達」が比較的容易で、かなりの割合で「これ、増えて困っていたから全部持ってって!」というケースもあります(^-^)

イギリスにいた時はそれがカワヤナギやスイカズラであり、東京にいた時は公園のシュロの繊維や、シダレヤナギの枝でした。山梨に通っていた頃は庭のフジ棚の剪定枝や、畑の桃の若枝、今住んでいる場所のまわりでは、緑地脇でみつけられるヒメツヅラフジや、河原の葛、そして近所の湖畔の金網にからみついたアケビなどです。

では、どんなところを探せばいいのか。ウチのように比較的郊外で、周りに緑が残っているエリアなら、ポイントは、土地の「端っこ」を見ること。整備された場所には雑草一つ生えていなかったりしますが、端っこには、草やツルなど厄介モノだったり、ヒトがあまり欲していないものが見つかる可能性が高いです。

こちらは、奥の公園を管理するヒトが、公園脇の電線に向って絡まるフジヅルを地表近くで切って放置してたもの。もちろん、お宝(^。^)
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道路脇のツツジなどの植え込みの上に、ツルが絡み付いているのもよく見る光景です。こちらはスイカズラ。
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最寄駅隣接のマッサージ店の裏側でも、束のように絡みついたヒメツヅラフジに目を付けています(笑)
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場所が場所ですが、いざとなれば店主の方に事情を話して回収させて頂くことも。大抵最後は快諾して頂けますが、編んだカゴを持参して説明すると、最初に不審者扱いされることも少なくなるでしょう^^;

このツル、いらないなあと思っているような、公園、畑、その他の緑地のオーナーさんと計画して、緑地を保全にしつつ、刈り取ったツル枝でかごを編む…それが今一番実現したいかご編みの流れかもしれません。


by nicecuppatea | 2018-03-05 19:36 | 編み素材集め | Comments(2)
Commented by とら母 at 2018-03-07 23:34 x
こんなところにツルがあるんですね。端っこ、チェックしてみます。
基本、折れなければ編める、なるほど。
本に出ているものだけじゃなく、畑でとれたものとか、いろいろ編まれているんですね。
とりあえずイネ科の雑草はいくらでもとれる環境なので、私も挑戦してみようと思います。
次も楽しみにしています!




Commented by nicecuppatea at 2018-03-08 18:35
とら母さん、ヒトが使わないけど編める素材がたくさん見つかった時は高揚します^ ^、イネ科のものは穂の下の部分を最初の節の上で切るとそこまでが一番強く長いようです。色も綺麗ですよね。縄のようによって使ったり、三つ編みしたり。コシがないので編み芯の間隔を狭くして編んだり、コーディング、コイリングといった方法が適しているみたい。私はまだそこまで手を伸ばし切れてないのですが…あぁ、また長い返信になってすみません^^;
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