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背中が軽い…(汗)

ここのところ、な~んか風邪が抜けず、昼過ぎから夕方になると毎日ぼーっとする日が続いています。(先に言っておきますが、これ、言い訳です…)

昨日はあるミーティングに参加予定で、埼玉/東京境界エリアから都心方面に向けて京浜東北線に乗車。結構荷物があったので、メインのバッグである皮のリュックを網棚に乗せて、紙袋二つを足元に置きました。

15分ほど、考え事したりしてはっと気づいたら、降車駅。降りたところは探していた出口へ向けた階段のそばなので「よかった…」と。時間に間に合うかぎりぎりの電車だったので。

で、階段を2,3段降りたとではたと気づきました「あれ?背中が軽い…!」あるはずのものがないゾッとする感じ。そう、貴重品が全部入ったリュックを網棚に置き忘れた!!

慌てて戻ったけどもう電車は発車した後。軽いパニックになりながら、駅事務所へ。

日本の駅っていうのは、すごいですね。。恐らく落ち着きを欠いている私に、「ではいくつか教えてください」というと、美しいフォーマットに則って、必要な質問を最短の時間で聞いていきます。

バッグの色と形は?何が入っていますか?どちら方面行の電車で、何時にこの駅を出る電車でしたか?何号車ですか?いくつめのドアだったか覚えていますか?進行方向向かって右側?左側?網棚の真ん中?端っこ?

質問に答えたあと数分待って言われたのは、電車は終点となる横浜の先の駅まで行かないと車内捜査ができない、ということ。そこで駅員が探しますから、あと20分待ってください、と。

財布も、ケータイも、仕事の資料も何もないので、とりあえずホームに戻って、思った号車があっているか再度確認、そしてシミュレーションとして、もし「横浜の先」までリュックを取りに行くなら、ここから往復何分かかるか、唯一手元にあった会社のiPhoneで確認。もしなかった場合は…何枚カード止めたらいいのか。免許証と保険証も再発行かぁ…暗澹たる気持ちであとは路線図の前で、手持無沙汰に10分ほど過ごしました。さすがに今回は途中でかごを編んで待つ気にならなかった(^^;えぇ、つるは全部持っていたんですよ(爆)

で、20分後。

「あ、ありましたよ。駅員が見つけました。」

すご~~~い!!!!たぶん、大丈夫だろうと、心の中で念じつつも、やはり驚かざるを得ない。「こうであるべき」という伝言ゲームが、あるべき姿で行われるこの素晴らしさ!

たぶん「こんなバッグ、どこにあるはず」という私の遺失物を巡った伝言ゲームはおそらくJRの複数の駅の駅員さんたち少なくとも3人以上の方々に伝えられたはず。そして「ここを探してください」という指示を、きちんと受け取り、その通り探してくれて、きちんと見つけてくれた。

会社でも「伝言ゲーム」をしなければならない状況はよくありますが、2回、3回と伝言が伝えられると、最後の人まで内容が正しく伝わる可能性は驚くほど低くなるものです。

きっと駅員さんたちは当たり前のように、私のような人間の遺失物に毎日対応してくれているのでしょう。この国はすごい、いや、JRはすごいなぁ、と改めて思ったのでした。

っつーか、自分が気を付けることが第一。急いで出かけたミーティングも最後の30分しか出席できず…みなさんに、ご迷惑をおかけしました<(_ _)>

by nicecuppatea | 2014-12-19 21:14 | 会社のこと、通訳のこと
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