中途半端なライフサポート…

最近、家に帰るたびに気を付けて見ている事がありました。それは「エレベーター前の卵」。

数日前の夜、蛍光灯が煌々とついたウチのマンション階下のエレベーター前に、一匹のオオミズアオを発見。

ご存知の方もそうでない方もいるかと思いますが、オオミズアオは日本最大級、手の平サイズの「蛾」。学名にギリシア神話の月の女神の「アルテミス」の名前がついている、全身がライトブルーがかった白い蛾です。

綺麗…という単純なものではないですね。そもそも蛾って、ちょっと気持ち悪い。蝶だったらOKなんだけど。胴体が太くて、夜行性である、っていうだけで。不公平ですよね(笑)ただそれだけでなくて、綺麗すぎて気持ち悪い、というのもある。色々検索していたら、ネット上では、「幽霊のような美しさ」と表現しているところがありました。言い得て妙、だと思います。暗闇の中にぼーっと青白く浮き上がればなおさらの事。

ただ、ここで見たのは煌々と着いた蛍光灯の下。光に集まるのだねぇ…などと言っていたら翌朝、蛾はいなくなっていましたが、同じ場所にゴマ粒くらいのつぶつぶが。

タイル張りみたいなマンションの壁ですよ。でも間違いなくあの蛾はお母さんで、ここで産卵してったんですね。

以来、帰宅する時は毎日そこを通るので、何となく見ていたら、そのうち黒い毛糸クズみたいな幼虫にひとつ、ふたつと変わっていきました。

どうしよう…自然の摂理であれば、ここで終わりなのだが…

何となく見るに忍びなく、その「毛糸クズ」を見つけるたびに葉っぱ乗せて、外の植え込みに移送。

翌日の夜は3つ。翌々日の夜は2つ。少しづつ孵化していきます。そのたびに外から葉っぱを拾ってきて、毛糸クズをその上に乗せ、マンションの外の植え込みの中に放置。今朝、ついに全部の卵の孵化が終了。合計で10個ぐらいだったでしょうか。
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全部移送した後で、何となくネットで検索。

するとあの「毛糸クズ」は成長すると、去年我らがブルーベリー畑のある株で「女王」と呼んで敬っていた大きな薄グリーンの、サボテンみたいな幼虫になることが発覚。

見るからにド迫力の幼虫で、毎回その株のベリーを摘む際は、まず「女王」が現在どこにいるか…を確認してから藪に手を突っ込むのが習慣となっていました。だって触ったら怖いし(^^;;

なんとなく畏れを持って接してきた女王ですが、ある日突然姿を消し、その後確認はできませんでした。蛹になったのか、どうなのか…。「幼虫」もあそこまで大きくなるとなんだか人格(?)を感じて、とても駆逐してしまう気にはなれないもの^^; まさにあれは「月の女神」だったのかぁ。

さらに細かく検索すると幼虫の食用となるのはハナミズキや、サクラ、モミジ、アンズなどだそう。あ〜、私サツキの藪に放置してしまったわ。隣にハナミズキの木があったのに。。。。

せっかく助けるならそこまで徹底してやるべきでしたね。
by nicecuppatea | 2014-06-30 20:41 | 昆虫&鳥 | Comments(2)
Commented by るんるん at 2014-07-01 11:59 x
わっ私も同じようなことするってまず思いました 葉っぱを取ってきてまず移動 でもベリーを摘むのに嫌な思いをしてたら そんなに優しくなれないなぁ〜 しかも好みの木のそばにって置けば良かったなんて…なんて優しい! 引っ越して来たときは手のひらサイズの白い蛾とかいたけど 最近見ないなぁ〜 蛾でさえ住みにくくなっちゃったのかな
Commented by nicecuppatea at 2014-07-01 21:32
るんるんさん、
いやいや、優しかったら最初に「この虫の食草は何かな」ってチェックすると思うんですよ(^^そこまでのツメはなかった(^^;

ベリー摘みで「女王」を見つけた時、「嫌な思い」でもなかったような気がします。畏怖、ですかね、大げさに言うと(笑)ここでもツメが甘くって、うわぁ、でかい幼虫!と思ったんだけど、その先を調べなかったんです。今回たまたまオオミズアオの幼虫を調べたら、あの「女王」だった。なんだか答えを知らなかったなぞなぞの回答がわかったような(笑)

自分はコワくて触れないけど、そういう虫たちがいなくなっちゃっていいわけない、とは思いますよね。
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