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クサギ・・・臭木?

先日、ヤナギなどの残り枝で作ったバスケットに入れた赤いハカマの青い実、「名前も知らない」と書きました。
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けれども、実はこの実の姿は子どもの頃、図鑑で見た時から覚えていました。ン十年ぶりにその記憶が蘇り、しかも実物を野山で見つけられて、なんだか幼馴染に会った様な。

なぜ、この実にそんなに惹かれたのでしょうか。きっと羽根つきのハネのようなかわいらしい形と、秋の野山全体の、深緑、黄緑、黄色、茶色という色調のなかでひときわ目立つ、紅色と空色の鮮やかなコントラストだと思います。

「鮮やかなコントラストは鳥の興味を引くため」とものの本に書いてありました。私は鳥と同レベルらしい。

木から実のついた小枝を折る際、独特なにおいがしました。きな臭い、というかビミョーに鼻につくにおいで。

「キレイだけど、体に悪いのでは?」とやおら心配になり、「青い実、赤い花弁、秋」とかで検索してみると、すぐに名前がわかりました。

クサギ…つまり臭木、という名前だそうです。たしかに。でも、まるで小学生がつけるような、「まんま」な名前^^;気の毒に。

この青い実は触媒を使わなくても絹をブルーに染めることができる、自然界では藍と並んでただ二つの植物なのだそう。それでは、これでウチの和綿を染めてみなければ!昨日のジョギングの時も、目ざとく道路沿いで見つけて束にして持ち帰りました。
クサギ・・・臭木?_e0151091_19553717.jpg

でもバスケットに飾ったらなんだか良い相性で、とても実だけを摘み取る気になれません、今のところ^^
by nicecuppatea | 2013-10-11 20:00 | おいしい実
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