畑の生命

最近東京も朝、昼、夜とセミの声が賑やかになってきました。セミって、都会でも数が減っているような気がしない。どころか、最近は真夜中でも公園ではセミが鳴いてて。セミは7年とか地中にいるといいます。で、羽化して地上に出てくると1週間ぐらいで死んじゃう。地中でやっと7年経って、さて地上へ出ようか…と思ったら上がアスファルトで舗装されていた…なんてこともあるんじゃないかな。

翻って山梨の畑。かなり大きな畑を「手掘り」しています。周りからはよく「最近は趣味の人でも簡単に扱える小型で安い耕運機があるから、買えばいいのに」とも言われます。耕運機をかけた後の土はそれはそれは細かく、柔らかく、美しく見えます。

でも手掘りを変える気はないんです^^

耕運機の「歯」を見たことがありますか。重たい輪っかみたいのが、やわらかい土に半分沈みながらぐるぐると土を撹拌するものです。たしかに畑は奇麗になるんですが、ここはこのようなヒトタチの棲家でもあるので、あまりきれいにしてしまうのもちょっと。

これは畑の端の石の上にでてきたニホンカナヘビ。尻尾がメタリックブルーのニホントカゲもたくさんいます。草を刈っていると、時々大急ぎで出てきて他へ走っていきます。尻尾が置いていかれて動いていると「うわっ!」と思いますが、尻尾を置いて行かれたということは、本体は無事だったということ。よかったよかった、と思うことにしています。
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夏の間、草刈りや穴掘りで一番犠牲になってないか心配になるのがこちらのオケラ。なんでいつもスコップの真下にいるんだろう、と思うくらい。昆虫っぽくないビロードみたいな肌触りと、手のひらに置くとムグムグと指の下へものすごい力で潜っていこうとするモグラっぽい前足。非常にユーモラスで可愛げがありますが、彼らは農薬を散布した土地だと住めないのだとかで、近年著しく数が減っているのだそう。
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さっきも書いたとおり、うちの畑にはけっこうたくさんいる気がします。彼らの主食と言われているコオロギや、小さいクモはたくさんいるから、もしかしたらウチの雑草畑は彼らにとっては結構貴重な生息地なのかもしれません。

先日、お隣の畑との境目でこんなカブトムシのメスも発見。
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畑の端にある選定屑をためた腐葉土の山の中にはたくさんの幼虫を見つけられるのですが、なぜか成虫はみつけられない桃畑。周りは消毒している商業畑だからどこか他へ飛んでっちゃうのかな。毎年幼虫はいっぱい孵化するから、死滅はしていないはずだけど。
商業畑の真ん中の雑草の海みたいな畑。もしかしたら私が思う以上に、いろんなものが寄せ集まって生きている場所になっているのかも。都会でも田舎でも、虫やなんかが「なんか増えたなぁ」と思ったら他の生息地が少なくなっている…のかも。
by nicecuppatea | 2009-07-28 19:21 | Comments(2)
Commented by burnethill at 2009-07-29 22:23
そうです、そうです。うちにもこういうヒトタチがいっぱい住んでいるので、草取りや植え付けもタイヘン。彼らも大事な地球の生態系の一部だし、小鳥たちの食料だし、、と思ってるうちに葉っぱも根っこも齧られちゃうのですが、農業で食べてるわけではないし、収穫がなければないでもいいや、と開き直っていると、不思議に全滅はしないようです。ところで、グーズベリーのレシピ拝見しました。すっごくおいしそう!うちのちっちゃなグーズベリーとエルダーを育てて、数年後にはこのレシピに挑戦したいものです。
Commented by nicecuppatea at 2009-08-03 22:54
Burnethillさん、ぜひぜひグーズベリーとエルダー、やってみてください~!おいしいのができたらぜひ教えてくださいね!ウチも再度、両方の苗木に挑戦してみようかと思います・・・。
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