畑の残り野菜整理メニュー

再びお約束ですが、週末に近づくに従って、冷蔵庫の残り物が増えたり、使いきれない野菜が目についてきたりします。山梨の畑に出かけていくことのよいことは、文句なく田舎にいて畑で体を動かすことで心身ともにリフレッシュができること。けれども短所としては、東京に残っている冷蔵庫のものを片付けることができない、ということがあります。

先週は、東京の冷蔵庫に入っている残り物野菜も全部山梨に持ってきました(^^さんさんと降り注ぐ太陽に背を向け、畑にでずにまず残り野菜の整理から。

まず、東京の冷蔵庫に何か月も入っていた冬越し大根、ニンジンを細かく刻みます。それから山梨の樽に漬けてあったしょっぱすぎる沢庵(笑)こちらから大根2本と大根葉を3本分取り出して、みじん切りにしてから塩抜きのため水に放します。あとは、半分トウ立ちしてしまったキャベツを数株、畑から採ってきて、これらをすべてみじん切りに。

あとは、農てんきで買ってきた地元のシイタケを日に干して「干しシイタケ」を作っていますが、その際切り落としたいしづきもみじん切りに。
全てをボールに合わせてしばらく置いた後、よく混ぜて沢庵の塩けを他の野菜にもなじませて、手でよく水気をしぼります。
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これとひき肉をテンメンジャンで炒めて塩、醤油、砂糖、コショウで味付ければ、お弁当のおかずにぴったりの中華風そぼろに。

全ての材料が、とにかく廻っていく。それを感じるのがなんだか幸せ。このレシピだとトウだちしたキャベツの花芽の芯まで、残さず使えるから私好み♪
# by nicecuppatea | 2009-04-24 20:46 | Comments(0)

畑のカモミール

そろそろ畑が白いカモミールの花でいっぱいになる時期。数年前、どこからか種が飛んできたのか、鳥のフンに種が混じっていたのか、一株が山梨の畑の横にある駐車場の砂地に育ちました。
芳香の強い、可憐な花ですが、見た目によらず、これもものすごい生命力。

毎年だいたい真冬の時期には、丸いグリーンのレースをぴったりと地面に押し付けたような、ロゼッタ状の葉が駐車場の砂地のあちこちに見られます。春になるとぴったりと地面についていたそのレースがやおら起き上がり、繊細な葉を伸ばしながらぐんぐんと大きくなるのです。

ウチのカモミールは畑の外で、剪定くずの山の隣、いつも車を駐車している何ということのない砂地にたくさん生えています。人や車の通り道でもあり、剪定くずや枝の移動でその下敷きにもなるし、洗車したり、水遣りしたりすると泥だらけのホースがその上をくねくねと通るし、洗車すれば汚い水に水没してしまうこともあるし。住環境としては、畑の野菜たちに比べるとかなり不遇です。
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ここは剪定枝に押しつぶされて、とうか枝の下から芽を出して何とか日に当たろうと成長中。

このカモミール、人が踏もうが、多少水が枯れようが、洗車の水に水没しようが、たくましく育ち続けて可憐な花を咲かせます。「あぁ、踏んじゃった」と思っても、翌週来てみると、まるで立ち直っています。逆に畑でふかふかの土の上であわよくば肥料分を吸収して育つと、茎が長くなって倒れちゃったり、花弁の下にたくさんアブラムシがついたりしてしまいます。適度に踏まれたり、栄養もなくて低く、たくましい茎で短めに育つやつが一番強いみたい。

咲いたカモミールの花は摘み取って乾燥させ、お茶にすると良く眠れるといわれています。あまり私には必要ないけど(^^それより私は乾燥花を日本酒につけて濾して、グリセリンと混ぜたものを化粧水としてたっぷり愛用中。

本当、ありがたい花です。
# by nicecuppatea | 2009-04-23 21:56 | 畑の野菜・くだもの&いきもの | Comments(0)

畑の山菜

春の生命力のつよいモノシリーズが続きます。

こちらは野蒜。子供の頃、野山に行って、一番簡単に取れる「山菜」として、野蒜を引っこ抜くのが大好きでした。けど、食べ方はといえば味噌をつけたりして、どちらかというと子供向きというよりは酒の肴向き。取るのは楽しんだけれど、あまり食べて楽しんだ記憶がありません。
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何年か前に元花畑にちょろりと生えた野蒜。あっという間に畑中に広がってしまいました。その生命力たるや、さすが春の山菜。草むしりをしても球根が地中に残っていれば翌年は倍になってまた地上に顔をだします。そろそろこちらも「成長抑制」に出なければ…もう食べるしかない。

やってみたことはないけれど、本でも見たことはないけれど、こうすればトーストなんかに使えるのではないかと思ってアップルビネガーに氷佐藤、ハーブ、塩少々と胡椒粒を入れて、つけてみました。イギリスで見たペコロスの甘酢漬けをイメージしてみたけど、うまくいくかな。
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# by nicecuppatea | 2009-04-22 23:52 | 畑の野菜・くだもの&いきもの | Comments(0)

突き破るキャベツ

「台所でたくさん使う野菜の自給」ということで先日「玉ねぎ」をたくさん植えたことを挙げましたが、「キャベツ」もそんな野菜のひとつ。生命力にあふれるアブラナ科の植物ですから、簡単に収穫できそうな気がしますがこれがなかなか・・・。

白菜やキャベツなどの結球野菜は、私のような素人には何かと「植えるタイミング」が難しいのです。秋口に植えて、モンシロチョウのいぬ間に冬の霜に当たって甘く育つのが一番育てやすいパターン。初冬に植えた苗が小さければ、春になって結球しますが、中途半端に大きい苗が冬越しすると、春先、葉は巻かずに花芽を伸ばしてしまいます。今年のうちのキャベツ畑は、まるで菜の花畑のよう^^ 巻かずに花をつけたキャベツが大半です。

その中でぽつぽつ見られる結球したキャベツも早く食べないと、真ん中からとがってきて、そのうち花芽が厚い葉の層を突き破ってでてきます。
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何層もあるしまったキャベツの葉を内側からバリバリと押し破って伸びようとする花芽の勢いはすごい。そしてこのアブラナ科の花は畑からひっこ抜いても、切って捨ててもなお、たくましく花は天を向き続け、咲き続けるのです。

この生命力の強さが、春の象徴。こんな野菜をおいしく頂いて、勢いを体に取り入れて、体が影響されないわけがないよなー。。。
# by nicecuppatea | 2009-04-21 20:37 | 畑の野菜・くだもの&いきもの | Comments(0)

痛くもおいしいタラの芽

この時期、農協など見てみると「タラの芽」が10個ほど小さいパックに入って「300円」とかで売られています。「山菜の王様」として人気が高く、この時期これを取るために都会から山にハイキングに来る人も大勢いるのだとか。

こちら、ウチの畑の隅の「タラの木の林(?)」」です。冬にだいぶ地下茎で広がった部分を切りつめたのですが、まだかなりの広さ。タラは枝がないけど、季節が進むと長い柄の先にヤツデのような手を広げた葉がたくさん生えます。地上に出ているあらゆる部分がカギ型に先っぽが曲がったトゲに覆われているので、ひとたび葉が茂ると何をやるにもトゲが刺さって、下草刈りすら気が進まず、結局毎年夏から秋にかけて、ここの部分が畑で一番の「無法地帯」となってます^^;
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毎年うっそうと茂ったトゲトゲのタラの木には、マメ科の葛みたいなツル植物、そしてなぜか毎年ここにたくさん生える山芋のつるが絡まり、その下にはスギナ、背の高いブタクサが生えて厚い緑の壁を作ります…。畑の日あたりや風通しをさえぎるので、この生垣の隣の畝に植えた野菜は気の毒なほど育ちません。

やはり勝負は春先の草むしりだ。

と、今年は生えてくるツルを芽が出たところからきれいに抜いてしまおう、と決意。山芋も芽の下の芋を掘りあげてしまおう、と芽が出てきたばかりのタラ林に潜入。それでも落ち葉や枯れ枝でも十分トゲが刺さるほどタラの木たちの「ガード」は固いのです。

数年前ホームセンターで地下茎を購入して植えた「コゴミ」。日あたりが悪くてなかなか大きくなりませんが、ようやっとまとまって葉っぱがでてくるよういなりました。
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この山芋、落ちたムカゴから育つのですが、どうも地上に落ちた芋はだんだん地中に潜っていくらしい…。注意深く、深く掘りおろさないと、途中で長く垂直な地下茎が折れてしまいなかなか「芋」の部分まで行き着きません。
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しかもここはタラの芽の地下茎が「水平」に広がった地下茎が網の目のように広がっているので、よほどラッキーでないと完全な形の芋は彫り上げられません^^;

これらの芋は普通は「種芋」としてこの時期畑に植えるものなのでしょうが、ウチでは「成長抑制」のため、その晩タラの芽、コゴミなどと一緒に天ぷらになりました。畝の草刈でとれたタンポポの根は洗って切って乾かして、「コーヒー」に。去年のこぼれ種から育ち、取り忘れていた冬越しごぼうはきんぴらにしてお弁当のおかずに。
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タラ林との、痛くもおいしい戦いは、まだしばらく続きます。
# by nicecuppatea | 2009-04-20 22:07 | 畑の野菜・くだもの&いきもの | Comments(0)

初夏のイチゴを夢見て

今日の甲府盆地の最高気温は25度を超えるなど、畑はすでに初夏のようでした。この畑からの、シーズンで一番早い楽しみは「いちご」。本当は毎年「ランナー」から育った新しい苗を植えかえながら育てるのがいいんでしょうけど、この場所に苗を植えっぱなしにしてかれこれ4,5年。最小のメンテナンスしかしてあげてませんが、毎年十分「初夏の楽しみ」を提供してくれています。
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毎年花の咲く今頃は、朝、畑に出るとミツバチの羽音がブンブンした…と思うのだけど何だか今年はハチが少ないような。テレビでミツバチが病気になって減っているニュースなんか見たからそう思うのかな。

傍のキャベツの菜の花でようやっとミツバチを発見。無心に花の中に頭を突っ込んでいて、私が近くまで寄ってカメラを構えても全く意に介さない様子。いちご畑で同じようなミツバチの働きぶりを見たかった気がしますが。。。
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それでも若い実がつき始めました。
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なぜか日本では「いちご」というと12月のクリスマスの時期が一番売れるらしいですが、売れる時が旬の時と違うところに消費社会のトリックがあるのかなーと感じます。

いちごはもともと真冬に採れるものじゃなくて、初夏に実をつけるものなのだけど。イギリスにいた頃は、ウィンブルドンのテニス・トーナメントが始まる頃がちょうどいちごのシーズンの頃でした。テニスを見ながらいちごを食べる、ってのが初夏の光景だった気がします。旬の食べ物と季節の風物詩の楽しみは、いつも良い相性♪

都会生活ではなかなか難しいけれど、旬のものを旬でない時に食べる「違和感」みたいのを感じた時は、それをなるべく大切にしたいものです。
# by nicecuppatea | 2009-04-19 23:09 | 畑の野菜・くだもの&いきもの | Comments(0)

思いをはせて

先週来、なんだかんだと会社の仕事が重なり、帰宅が遅くなっていましたが、ずーっと気になっていることがありました。

このブログでもリンクさせて頂いているゲストハウスBurnethillさんのお家のワンコ、卯月ちゃんの具合がずーっと思わしくないとブログで拝読し続けていたのです。

今日会社から帰って真っ先にブログを開けてみると、遂に旅立っていったとのニュースがありました。

Burnethillさんは、うちのピーチともども年に何度もお世話になっている同じ山梨県だけど空気のよい八ヶ岳山麓にある素敵なゲストハウス。素敵な家、地に足のついた(などと私が言うのも僭越ですが)丁寧な生活とワンコたちをはじめとする動物たちとの素敵な関係。エセ田舎生活を夢見て都会と田舎を行ったり来たりしている私にとっては、本当に色々なことを感じさせてもらえる場所でした。

残念だけど、ワンコたちの寿命は人間に比べてとっても短い。それなのにワンコとの生活まだまだ初心者の私たち二人は、日常生活で「彼女(ピーチ)がいなくなったら」という想像に対してあまりにも精神的に無防備です。きちんとそこまで考えた上で、自分たちが取り乱すのではなく、最後までワンコにとって一番の選択を冷静に、飼い主としてしてあげなければならないのに。愛犬が元気なうちは、ついつい「今は考えたくない」なんて思っちゃったり。でも、その日は確実に、しかも思っている以上のスピードで近づいてきます。

ピーチも今年で7歳。大型犬は小型犬に比べて寿命は短めとも言うし…。こいつの為に、最後まで最善を尽くしてあげる、心の強さはいったいどうやったら持てるか。。。

旅立ち後の卯月ちゃんの安らかな顔写真をただ見つめながら、ワンコたちの短い寿命を呪いつつ、それでもこんな愛すべき生命体(ワンコ)と生活を共にする、という醍醐味を知ったことに感謝しつつ…(私たち二人にとってはピーチが初めてのワンコです)。今日はピーチも混ぜて、卯月ちゃんの一生に、遠く東京から思いを馳せながら乾杯したいと思います。合掌。
# by nicecuppatea | 2009-04-16 20:13 | Comments(2)

今年の玉ねぎ

去年の畑の目標は「畑で作る基本野菜をきちんと一年通じて自給する」でした。これが思った以上に大変で…。

使用量の多い野菜、と言えばウチではまず玉ねぎ。で、去年はがんばって玉ねぎをたくさん植えてみまして、結構たくさん収穫。
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合計210個ほどを軒から吊り下げるようにして保存していました。

去年の6月が収穫でしたから、かれこれもう1年近く。年が明けた頃から、周りがしわしわになって芽の出て来るものが多くなり、腐ってしまったものも少々ありましたが、どうにか使い続け、一昨日全てを食べきりました。

畑に今シーズンの玉ねぎを植えたのは昨年の11月頃。あまり太い苗を植えると収穫前に花芽がついてしまい、玉ねぎの「口」が閉まらなくなって長期保存ができないという難点があるので、ポイントは植え付けの時、あまり太く育った苗を植えないこと。

小さい苗を植えても、近所の畑ではみんな黒いビニールを使った「マルチ」をして霜を防いでいるので、冬の間も地温をある程度保ち、根の張りもしっかりするようです。「マルチ」は有効、と知りながら「私の畑でわざわざビニールを使ってマルチをするのは嫌…」という変なポリシーがあるので(^^)、私はビニールを使うかわりに沢山の枯葉や枯草で地面を覆い、「天然マルチ」を行います。ビニールほどの保温効果はないけれど、除草効果はそれなりに。まわりのマルチのない場所が「雑草園」になっているところを見れば明らかです。
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あと1か月ほどもすれば、今年の玉ねぎが採れるはず、やわらかい新玉ねぎを食べるのが今から楽しみ。
# by nicecuppatea | 2009-04-15 22:46 | 畑の野菜・くだもの&いきもの | Comments(0)

ピーチの初泳ぎ

先の週末は、五月の気温という温かさ。山梨は「盆地パワー」ともいうべき、日差しの強さで日中は夏日となりました。

太陽の光にあたると体内時計の調整が促進する、という話を聞いたことがあります。外国に行って時差のため睡眠時間が足りていなくとも、日光にあたることでその土地の昼と夜のバランスに自然に体が調和していく、というものです。週末に山梨の田舎に来て、まだ眠い…と思いつつ早朝、勝手口から外に出てまぶしい朝の光をいっぱいに浴びると、その意味が何となくわかるような気がします。あれほど眠い…と思っていたのに今からもう一度布団の中へもどるのは惜しいような気がしてくるのです。

花粉症の季節であることを除けば、今は一年中で一番野外作業が気持のよい時期でしょう。でも全身ニ層の毛皮を着ているピーチたちには、真夏に向けて、暑い季節がいよいよ始まることになります。この時期のお楽しみは何と言っても川泳ぎの解禁♪

ラブラドール・レトリーバーの泳ぎ好きは遺伝だということ。ピーチも生まれて4か月で「河口湖デビュー」し、以来陸地でのレトリーブには飽きっぽさが見られるものの、水の中だとかなり飽きずにレトリーブ(とってこい)をします。

日曜日が笛吹川での今年の初泳ぎ。くねくねと体を揺らせ、太いシッポでバランスを取る様子はさながらビーバーかカワウソのよう。
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河岸から木の棒を投げ込むと、泳いで取りに行くことより、川への「飛び込み」自体を一番楽しんでいる様子。私のカメラ(の腕)では、その飛び込みの妙技をうまくとらえることはできませんが…。
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川から上がってくるとなぜか土や芝生の上に寝転がって背中を地面にすりつけてクネクネ。痒いのか、それとも興奮でこうせずにはいられないのか(笑)。これをやると泥だらけになるのですが、大抵は思いっきり「笑い顔」をしているので、こちらもついつい許してしまう…今年もこの季節が巡ってきました。
庭に戻ってきてみると今年初めてのカモミールの花がようやっと咲いていました。
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ん~、まだまだ夏ではないはず、、、なんだけどな。
# by nicecuppatea | 2009-04-14 22:01 | ピーチ | Comments(0)

粗大ゴミハンター

ピーチと散歩に行くいつもの公園へ続く道すがら、古い都営住宅があります。もう何十年もそこに建っている、とても古い都営住宅でしたがもう何年も人が住んでいる気配がないところでした。
昨日そこを通りかかると、入口のところに沢山の粗大ゴミが。。。

それを見ると「やはり何年もここには人が住んでいなかったのでは」との思いを新たにしました。とにかく、粗大ゴミで出されている家具がまるですべて昭和の映画セットのようなのです。

壊れた箪笥、段ボール、古めのデザインの食器、スチールイスなど。ついつい、先を急ぐピーチをいさめて、足を止めてしまいました。

その中に、ほこりにまみれたお茶の木箱があったのです。真っ黒でしたが分厚い木の板でつくられていて、蓋の周りには、昔のお茶の葉が入っていた時の装飾だったと考えられる、お茶っぱの絵が書いてある紙が茶色くボロボロになってかすかに残っていました。箱の横にはってある、これまた古いラベルには「1958年」の表示が。私よりよっぽど年代物(?)

せっかくピーチと「天気がいいから一緒に散歩にでようね!」といって家を出てきたのに、その後は公園に行っても「あの箱」のことが頭から離れなくなりました。つくづく貧乏性の私(^^

結局、散歩中もいろいろ考えて「よし、持って帰って玄関においてモノ入れにしよう!」と決意。帰り道はいつもと変えてその都営住宅の前に戻ってきました。思いきって手に取ってみると、蓋の上にはなにやら達筆な文字がサインペンでたくさん書いてありました。何が書いてあるのかわかららないけれど、非常に個人的な、人にかかわる情報が書いてあるように見えたのです。

よくよく考えてなんか、それを持って帰るのは辞めました…。なんだか「誰かのもの」というか、「人の念」みたいなのを感じる気がしちゃって。ウチに来ちゃったらもしかしたらいるべきところでなくなっちゃうような。結局粗大ゴミの回収にだされていたのだから、「いるべきところ」に還るようなものではなかったのだけど。

それにしても、なぜ日本では古ければモノの価値がなくなってしまうんでしょうね。蓋にある宛名のような文字さえなければ、間違いなく私、持って帰ってきただろうなぁ。古いものってそれだけの「時」に耐える造りの確かさ、デザインの普遍さ、そして使い込んだことによる味が感じられるんですよね。

自分が家を建てる時には、絶対あっちこっちから古いものをかき集めてきてしっぽりとした空間をつくりたいものだと思います。
# by nicecuppatea | 2009-04-10 22:17 | もったいない | Comments(2)