遅ればせの沢庵づくり

私は週末だけ田舎に滞在するので、まだ暑さの続く8月の終わりに種を畑に直蒔きしなければならない大根やニンジンなどの種まきには毎年頭を悩ませます。夏の日差しがまだまだ厳しい時に種を蒔いても、発芽の時期に毎日水をやれないのでそれら野菜の発芽率は自然、私の畑ではかなり低いのです(^^;

とにかくたくさん水をまいてから、できるだけ田舎に着いてすぐの土曜日の朝早くに種を蒔いて、日曜日の夜遅く、東京に帰る時間までコンスタントに水をやり続けます。あとは上に干草や不織布をかけて直射日光をよけ、週中に一雨くることをひたすら東京で祈り続けます。

今年の8月終わりには、普通の大根をひと畝、聖護院大根をひと畝、蒔きました。たいていは乾燥して芯食い虫の被害にあったり、せっかくでた双葉も翌週の土曜日の朝に見てみるとしおれていたり、全く芽が出ていなかったりすることが多いのですが、今年は「ゲリラ豪雨」などもあり、真夏に夕立の恩恵をたくさん受けたおかげで事の他、発芽率がよかったのです(^^

出来上がってみれば、卸にでもださなければいけないくらいたくさんの大根が獲れてしまいました。どうするこんなに?!もうすでに私の会社へもって行くお弁当は、大根づくし。ぶり大根、大根の皮のキンピラ、菜めし…それに干し大根、浅漬けとせっせと使いますが、それでも畑の大根はちっとも減りません。会社の同僚に配るのに大根ほど持って行きづらく、持って帰ってもらいづらい野菜もないですし(笑)

そこで今年は田舎の近所のおばあさんに「沢庵づくり」を教わることに。もう近くの農家では、お正月に食べるのに間に合わせるために漬け込みを終了しているお宅がほとんど。いささか「計画不足」の感はいなめませんが、以前から「誰かに教えて欲しいなぁ」と思っていたことなので、ことしトライしてみることに。

とりあえず普通の大根を20本ほど引っこ抜きます。
e0151091_21302757.jpg日なたに植わっていて太くなった大根は既に抜いて食べてしまったので、ちょっと成長不良のものが多いのですが、それは気にせずに。さっきまで干し柿が吊るされていた軒下には今度は大根が吊るされました。このまま来週田舎に来るまで干し続けます。どんなのができるかわからないけれど、この歳にして初めて沢庵づくりをしてみるのも、まあ、いいでしょう。
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この日は結構寒い朝でした。庭に出て、車のボンネットを見てみると砂でできた「梅の花」が満開(^^;
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チビ太の足跡です。前夜、長距離をドライブしてきた車のボンネットは、かなり長い間熱を帯びていたらしく、夜、畑でねずみ捕りをしようと思って外へ出たチビ太にとっては、格好の暖房だったのでしょう。
# by nicecuppatea | 2008-12-23 21:39 | 野菜&実の加工 | Comments(2)

干し柿最盛期

1ヶ月ちょっと前に庭の百匁柿を収穫して、軒下につるしておいたものが、いい塩梅に乾いてきました。こうなると軒下につるす期間は終了です。

e0151091_21313498.jpg軒下から取り入れて今度は藁の間に挟んで、さらに乾燥・成熟させます。
今年は暖かめだったので干した時は随分心配しましたが、雨が少なかったことでとてもきれいに、たくさん仕上がりました。


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甲州百匁でつくる干し柿は枯露柿(ころがき)と呼ばれ、大粒のものが多くてたいそう重宝されます。干し柿を作るのは大好きな私ですが、実はあまり食べるのは好きではありません(笑)。なんだか甘すぎて~。少しナマスに入れたり、お汁粉の甘味に砂糖代わりに使ったりして微々たる使用を楽しんではいますが、もっぱら消費するのは母や父、そのお知り合いの方々です。これがまた信じられないくらい人気。干し柿ができると贈り物、お使いもの、自家使用と、全く余すことなく使い切ります。

これは何もウチの両親に限ったことではないようで、田舎の家のそばにある農協の共同販売所に行ってみると、すでに「枯露柿コーナー」なるものが作られて、それぞれの農家で手塩にかけて作った色々なサイズの枯露柿が思い思いの包装で山積みで売られていました。お値段は大きいものになると一個250円ほど。これが毎年瞬く間に売り切れていきます。

e0151091_2141669.jpgこんなに高値がついて、人気もある枯露柿。
ところが畑の周りの農家を見渡しても、柿の実を収穫して使い切っている家はそれほど多くありません。
ちなみにこの百匁柿の木が、このあたりにはたくさん生えているのです。
大きな柿の実は徐々に橙色を濃くして、そのうち透明感を増します。そうなってしまえばもう干し柿作りには熟しすぎ。あとはたいていの場合、毎日少しづつ鳥がつついてなくなっていきます。

昔、田舎のおばあさんが生きていた頃「柿の木の柿は、全部とるもんじゃないよ。最後の二つ三つは木に残しておくものだよ」と聞きました。だから今でも庭の柿の木の柿が3つくらい残っているのを見ると「ああ、このお宅は柿の実を収穫したんだなぁ」と思ってしまいます。ところが最近は鳥ですら食べきれないであろうほど、「たくさんついたまま」の柿の木がたくさんあるのです、農家の庭にも山肌にも。

時にニュースで「里の柿を人がとらなくなったために、それを求めて山から熊が下りてきた」などという東北の方のニュースを聞くことがあります。甲府盆地の真ん中で熊がでたという話は聞いたことがありませんが、人手不足などで柿をもぐ人が少なくなっているのは全国的な傾向かもしれません。

ただ干して、つるしておけばあんなに高価な贈答品になるのに・・・。ついついまた、「もったいないなぁ」と感じてしまう、初冬の光景です。
# by nicecuppatea | 2008-12-22 21:47 | 野菜&実の加工 | Comments(4)

雨の日にストレスをためる者たち

今日は雨。人間も犬も雨は嫌ですが、ウチにはさらに雨を嫌う生き物がいます。それがネコのチビ太。

もともとは5年前の今頃、家の近くの公園の出口でダンボールに入れられて捨てられていたのをダンナが見つけたものです。 ダンボールの隅っこには生まれておそらく2週間ほどではと思われる小さい毛玉が二つ寄り添って入っていて、それを上空からカラスが狙っていたとか。

とっさの判断を迫られたダンナは向こうから歩いてきた犬の散歩をしているご婦人に、二つの毛玉のうちきれいな方を押し付け、そうでない方を家に持ち帰ってきました。

「なんて気の強そうな顔をした子ネコ…!」というのがダンナが連れ帰ってきたその子ネコを見たときの第一印象でした。「きれいな毛玉」のほうは、全身ブルーグレーでグリーンの目をしたロシアン・ブルーの女の子のようだったといいます。きっとロシアンブルーのお父さんかお母さんに日本ネコの野良ちゃんがかかっちゃったのでしょう。

ネコを飼ったことがないとおっしゃったその散歩中のご婦人に、ダンナはきれいな方の子ネコを譲ってきたのだとか。(ちなみに今でもそのおウチでは宝石のように大切にされているとか)

かたやダンナがウチに連れ帰ってきたのは薄茶色と白の「サバトラ」といわれる柄の♂。模様は完璧に日本ネコですが、顔が小さく牙が下顎骨の中にはまりきらないのでちょっとドラキュラ顔に見えます。
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子ネコなんだけど・・・。そのうえ尻尾はあたかも豚の尻尾のようにちょろりと「の」の字に曲がりくねっています。。こんな形のシッポがネコに存在したとは・・・。

子ネコのくせにとても気の強そうな顔はなんとなく「太」という男っぽい文字を想起させたので、そのままずばりで「チビ太」と命名(^^

数年前の冬には忽然と家から姿を消し、(「信じられないー!」と周囲に言われつつ我々飼い主は大枚はたいて「ネコの探偵」さんを雇い)2日後に公園の「一番高い木」のてっぺんで震えているのを発見され、近くの消防署のはしご車に救助されたり、はたまた実家の3階のベランダの欄干から雨の水滴で足を滑らせて一階まで落下したりしながら、しぶとくも現在まで生き残っています。最近では家と外を自由に出入りする生活を謳歌し、週末ごとに車で山梨まで我々とドライブしては畑で狩りを楽しむ(とってきたネズミや鳥は数知れず…)など、かなりセレブなライフスタイルを実現したので、今では「絶体絶命からの大逆転ネコ」としてウチのダンナは崇拝しています。

小さい頃はピーチのおなかに「ぴと」と張り付いて一緒に寝たりするかわいい面も見せていました。しかし最近では文句を言わないピーチにやりたい放題。特に雨だと外にでられず「おしっこ」が気持ちよくできなくてイライラがたまるらしい。写真ではピーチの口横のタプタプを噛んだままひっぱっています(^^;
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とにかくこいつはピーチが好きで、なんやかやとちょっかいをだしたいらしい。ピーチはピーチで決して声をあらげたり噛んだりしないので、きっとこの二つの毛玉の間には、何らかの「気持ち」が通じているんでしょうね。

それにしても、早く雨やんで、チビ太外へでてくれないかなぁ…・。
# by nicecuppatea | 2008-12-17 20:47 | ピーチ&チビ太 | Comments(2)

玄関は土間?!

今週は田舎に行かなかったので、何となく物足りない週末なのですが、ある意味過ごすべき時間を東京で過ごしたともいえます。…というのも毎週金曜日の夕方に東京を後にして、日曜日の真夜中に東京に帰ってきて月曜日から金曜日まで働いているわけですから、東京の「平日の住処」は荒れ放題で(^^ゝ

我が家は1DK。通常は一人暮らし用の間取りでガスコンロも1つしか鍋が置けません。玄関を入ると狭い通路の横にそのまま風呂とトイレが見えて、やはり一人暮らしの「一時的な家」的な場所なのです。実際同じ賃貸に入っている人たちはほとんどが単身赴任の人や一人暮らしの大学生。

そこに通常より大きいサイズの男性と女性、通常より重ための犬、自由に出入りするねこが一匹、それに毎週段ボール3箱分の野菜や食物が田舎からやってくるのですから、常識的にはなかなか「居住地」の体をなすのが難しい状況です(^^

特に先週畑の全ての芋を掘りだした後、凍みてしまう可能性のある寒い田舎の家から、大きな段ボールにめいっぱいさつまいもと里芋をつめて全て東京に持ち帰ってきていて、それでなくとも小さい玄関の半分のスペースを占め、玉ねぎやニンニクなどの根菜、夏の終わりに刈り取ったかぼちゃが所狭しと置いてあり、靴入れの上の棚からはドライハーブや乾燥唐辛子がバスケットいっぱいになって吊るされています。さながら農家の土間の様相。
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玄関が汚いと運が逃げていくというし(^^;)今週末は玄関の整理にあてることに。

使わなくなったねこの家、数の増えすぎた傘など整理して、芋類はスーパーの黒い不織布のマチの広いエコバッグに小分けにして棚にしまいました。これらの棚はイギリスから帰国当時、古い靴箱や廃材をかき集めて自分で作ったものなので愛着はありますが、使い勝手がイマイチ(笑)何とか現状の棚に全ての野菜を袋づめにして収納したら、ようやっと人間の住処なりの玄関になってきました。

直近で使いそうな三種の芋(さつまいも、ジャガイモ、里芋)はイギリスで初めてバスケット編みを習った時に編んだ、いびつなウィローのバスケットに。イギリスから帰国する時、かさむ荷物の山の前に「持って帰ろうか、置いていこうか」悩んだ末に、荷物を増やしつつ持って帰ってきた大型のバスケット。時が経ってみると、高級でも何でもなく思い出がついて回る手作りのものが一番貴重品になってきたりします。

その後、日本で見つけた素材を使って編んだり、イギリスに友人を訪ねて行き、再び環境保全活動に参加しながら刈り取ったウィローで編んだりしたバスケットが、東京の狭い我が家の、土間のような玄関にはたくさん吊るされています。気がついたら随分色々な所の素材がこの狭い場所に集まったなぁ。
# by nicecuppatea | 2008-12-15 21:27 | 暮らしのアイデア | Comments(2)

「二日目」の楽しみ

きのうの夜は会社の人たちが集まって、Holiday gathering(クリスマスシーズンの集い)ということで、サロン形式のパーティがあったので、今週は畑にはいきませんでした。

パーティは「ご出席の際はお好みの前菜またはお飲物をご持参下さい」というもの。私は甲州の白ワインを一本持参しましたが、外国人の出席者も多く、持ち寄られた食べ物にはなんとなく外国の家庭料理を想起させるものがいっぱい。(私も里芋の煮っ転がしでも持っていけばよかったですかね…前菜、という言葉にはそぐわない食べ物かもしれませんが。)

そういうパーティの常として食べ物は最後にたくさん余ってしまうのです…。中には奥様方が作られたラザニアやフルーツケーキ、ローストビーフなど、「ただ買ってきたもの」でないものがいっぱい。私はとにかく食べ物が残る、というのが見てられないタチ。ただ、普通は上司たちの集まりのパーティで「もったいないから、これ持って帰ります」とは、ヒトは言わないでしょうね。

そこは私はちょっと変わっているので(^^ゝ)臆せず「せっかくですから持って帰って頂いてもいいですか?」と伺うと、奥様は「あら、本当に持って帰ってくれるの!?全部お願いよ。」と、最終的には大きなキャンプ用のクールバッグを貸してくれ、キャセロールいっぱいのラザニア、ミートボール、ほかの奥様方がつくられた、フルーツケーキやキャロットケーキを、まるでこれからパーティにでかける「仕出し屋」のようにつめ、赤坂から電車に乗って帰ってきたのでした。(ちょっと恥ずかしい…)ワイン一本持って行っただけなのに、さながらわらしベ長者(笑)

ラザニアやキャロットケーキは今日一日中、我が家の食卓をにぎわし、さながら今日もパーティーメニュー。机は汚いけど(^^;)
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昨日立食形式で食べていた時には気づかなかったけれど、ラザニアはお肉とベシャメルソースが少なめで、野菜の食感を残した中に、カテージチーズやチェダーチーズなど、何種類もの違ったチーズが使われている様子。ローズマリーのほのかな香りがしました。

「あまり重くなくておいしいね」などと、ダンナとも話しながら、ラザニアの味をとことん愛でることができたのは、昨日ではなく、今日の食卓ででした。ビュッフェ形式のパーティって、軽くて楽しいけど、やはり手作りの食べ物がたくさん並んだら、きちっと味わいつくしたいものです。
# by nicecuppatea | 2008-12-14 19:22 | もったいない | Comments(2)

生のままでは食べれない果物

今、今年おそらく最後になるであろうジャムを煮ています。
甘い香りの正体は「花梨」。毎年この時期、田舎の家の周りにある花梨の木は重たく、硬く、ごっつい花梨の実をたくさんつけます。e0151091_2148292.jpg柿の実もそろそろ枝にまばらになった今、木の枝に残る今年最後の色彩といってもいいでしょう。
花梨は甘い匂いが好きで、落ちた花梨を見つけては東京の家に持って帰り玄関に置いたりしていました。ドアを開けた瞬間にふわっと香る芳しい匂いは、どのような芳香剤の比でもありません。

こんなにいいにおいの実なのに、このままは食べれない、不思議な実でもあります。去年までイチョウ切りにして蜂蜜につけたりしていましたが、煮込むとおいしいジャムになるというので、今年は初めて試してみることに。

本当に不思議な実です。最初はクリーム色だった実は、煮込むほどに山吹色に色を変え、最後には朱色に!e0151091_21471031.jpg
作り方を探そうとネットの情報を見ていたら、「生で食べれない果物だから、市場での価値も高くない」と書いてありました。魅力的な果物が高すぎないのはいいですが、「生で食べれない果物だから~」とは、なんとももったいない話。

イギリスにいた頃、日本ではちょっと考えられないくらいたくさんの種類のリンゴが存在していて、それを用途や味に合わせて使い方や食べ方を変えるのが楽しみでした。在来種のCox's Orange Pippen(通称コックス)は生食用。青リンゴのグラニースミスはチーズと一緒に。そして調理用には、クッキングアップルと呼ばれる、普通のリンゴよりふたまわり大きく、グリーンで、生で食べるには甘みがなさすぎ、とても酸味が強いものを使いました。酸味が強くて長時間の調理にも味がぼけず、火を通すとすぐに煮崩れるクッキングアップルは、ブラックベリーと煮てパイの中身にしたり、豚肉と一緒にローストしたり、単に水で煮て(ちょっとあったかい大根おろし状の形態になります)ステュード・アップル、という肉料理用の甘酸っぱいソースにしたり。「果物を火にかけて調理する」という事実になぜかとても心惹かれたものです。火を通さないと食べれない果物、ってなんだかいいじゃないですか(笑)ある意味、スローな食べ物の象徴でもあるように思えます。(花梨に似たフルーツはイギリスにもQuince(いわゆるマルメロ)があり、やはり「昔の果物」と思われているみたいでしたが。)

初めて作った花梨ジャムは、程よい酸味とほのかな苦みが、なんとも他にない味。これに秋につくった葡萄ジャム、初夏に煮た杏ジャムなどを加えて、冬中甘味には困らなそうです(^^
# by nicecuppatea | 2008-12-11 21:51 | 野菜&実の加工 | Comments(4)

自分のメシは自分で稼ぐ

今年も桃・ぶどうの季節が終わり、クリスマスまでの間、山梨の畑のあたりも観光シーズンのオフになったようです。こうなると果物好きの我々は、さらに冬の果物を求めて車で北上します。行き先は市北部の標高のもう少し高いところ、お目当ては「りんご」です!

りんごは本当にウチの家計に貢献してくれる食べ物です。食後のデザートや、ジャムなどのお菓子の材料ということもありますが、我が家では何より、うちの健啖犬、ピーチの、「人間がでかける際にもらえるおやつ」として、多大な消費を誇っています。いろいろな手段で「日中のお散歩」を実現させてはいますが、基本我が家は共働きですから平日の昼間かなりピーチのお留守番が長くなります。お留守番の「みそぎ」にはなりませんが、とりあえず出かけるときには「おやつ」を。最初はジャーキーだの蹄など買っていましたが、とにかく高い。…ということで、最近は洗って種と皮を除いた「りんご」半分に格下げ。

このあいだもりんごを買いに峠の八百屋まで。ピーチも一緒に車を降りると、ピアスをした今風でちょっとコワモテのお兄さんが「おぉーっ!かわいいっ」と言ってピーチから離れません(^^「かわいいっ」と言われればいくらでもかわいくなれるのがピーチ。小首をかしげてお兄さんの顔を「じっ」と見たりして。「りんご、食いますか?」というので「もちろん」といったら、売っているりんごをひとつプレゼントしてくれました。その場でお手やらお回りやら持てる全ての「技」を披露して「観客」を喜ばせたピーチはそのままものすごい勢いでそのりんごを頂きます。
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「あら~、りんご、好きなのねぇ。じゃあ、これ売れないりんごなんだけどよかったら持っていって!」とおばさんが袋いっぱいの傷りんごをくださいました…。買ったりんごの倍くらいの量あったりして(^^;

実は…初夏には知り合いの桃園で「おりこうねぇー!」と言われながら腹が膨れる程の試食の桃を頂き、秋口にはこれまた行きつけのぶどう園さんで「まぁ、ワンちゃんがこんなにぶどう食べてくれるなんて!」と大人気。そして初冬にはこのようにりんご屋さんで「こんなに、りんご好きなのねぇ!」。別に飼い主が仕組んだわけじゃないんです、どれも真実なんですよ~!シーズンごとに大好きな果物は変わるわけで。

でも毎回、これらの方々から「じゃあ、これピーチちゃんに」と言われてタダで頂いたものが、かなりの割合で人間のおなかも満たしてくれてたりして。ウチではこれを「人間の冒涜」と呼んでいます。ごめんね、ピーチ。でもさ、あなたが糖尿病になると困るから…(^^ゝ
# by nicecuppatea | 2008-12-10 21:31 | ピーチ | Comments(2)

月夜の楽しみ

寒い夜というのは、甲府盆地の真ん中の場合、たいてい雲のまったくない夜です。そんな夜はとても寒いけれど、月が楽しめる夜でもあります。

都会にいると、あまり月の明るさとかって感じないものです。特に会社の周りはネオンが煌々と光る繁華街もあり、帰宅の時住宅地を歩けば、暗闇のスポットがないように数メートル間隔で街灯があります。(もちろんそれで安全だと感じるのですが…)夜は暗い…けれど電気があれば暗くない、都会に暮らすとついついそんな気になります。

山梨の家に滞在する週末、雲がなく月が高い夜は、ピーチを連れて街灯がまったくない桃畑へ夜の散歩に出かけます。
このあたりは甲府盆地のど真ん中。あたり一面に桃畑が広がり、その間を農道が網の目のように走っています。15分も歩けば川原に出ることもあり、昼間もかっこうの散歩道。収穫用に低く誘引された桃の木が道の両側から枝を伸ばし、春、夏、秋、冬と、違った色に囲まれた小径になります。

この時期の景色の色は「透明」。まだ冬の剪定を終えていない桃の枝は夏に伸びた形のまま、桃にかぶせていた白い紙の「袋」だけが花のようにまだ枝に残っていますが、全ての葉が落ち、枝がすけすけになった結果、はるか遠くの山肌の人家まで見通すことができるからです。夏はこんもりした緑の葉が回りの視界を覆って、まるで遠くは見えないのですが。

月のある夜、この真っ暗で葉っぱが全部落ちた桃畑を散歩すると、上空の月が道を照らして影ができるほど。街灯などなくても十分桃の畑の中を散歩できます。360度周りを山に囲まれたすり鉢状の盆地の真ん中だから、遠くの山肌の人家の光が葉の落ちた桃の枝の間から星のように見えます。音は全くないのですが、時折数キロ先を走っている中央本線の電車の音が聞こえたりします。昼間は聞こえないのに、夜になると遠くの音って聞こえるものです。

たかが月の光なんだけど、自然の光、ってなぜこう、うれしくなるんですかね?
# by nicecuppatea | 2008-12-09 20:28 | 里と野山 | Comments(2)

本格的な冬が来た!

山梨のキッチンガーデンには今年初の、本格的な寒波がやってきました。
朝目覚めて庭にでると、朝日を浴びた柿の木の幹から水蒸気があがっていました。
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畑でまだ緑色のハーブや野菜は軒並み白い霜のレースをまとっています。
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この場所が東京の都市部と違うのは、1日の寒暖の差です。土曜日の朝は氷が張り、今年初の霜柱が見え、最高気温は二桁にはならなかったはずですが、日中日差しのあるところでは、トレーナーだけで十分なほどの暖かさ。

こうなると畑の仕事も本格的な「冬越しの準備」が主になります。まぁ、本格的といっても別に本格的に農業をやっているわけではないので、大したことはないのですが(^^せめてひと手間かければ霜でのいたみを最小限にとどめて畑で冬を越せる野菜たちに、最低限の防寒をほどこします。日の当たる場所に植えてある聖護院大根は、土寄せをして半分以上地表にでている根の部分を土に埋め、上から不織布で覆います。夏は日が当たるけれど、冬は隣の家の高いヒノキの影になり、日陰になっている時間が長い、畑の端に植えてある大根にはビニールシートをかけます。

なんとか、ギリギリで葉っぱが巻いてきた白菜は、霜に当たって葉が茶色くならないよう、外葉をてっぺんで結びます。まだ結球した白菜は中の葉っぱが密ではないけれど、外側の葉っぱで無理やり結びます。なんだか、入門したばかりの力士が無理やりちょんまげを結っているよう(笑)
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これで大丈夫かなぁ…。でも、結球しなくても春になって花が咲くと、白菜の花ってとっても美味!だから結局楽しめるのです。(ちょっと負け惜しみ入ってますが。)

それにしても八百屋と見まごうほどの大根、白菜、サツマイモ、里芋の量…さぁ、これから冬を通して野菜、食べるぞー!e0151091_2204116.jpgと変なところで気合が入ったところで、昨晩はあったか「ほうとう」にしました。

アゲとお肉と麺以外はすべて畑の産物です。季節の献立って、その時期にある畑の野菜をうまく使うようにできているんですね。昨晩のほうとうは、ちょっと麺より大根が多かったけれど(笑)
# by nicecuppatea | 2008-12-08 22:17 | 畑の野菜・くだもの&いきもの | Comments(4)

焚き火番、早くも失業か!?

最高の焚き火番がいる、と昨日申しましたが、「実は焼き芋は焚き火が一番ではないかもしれない」と実感している今日この頃なのです。

今週、山梨のホームセンターで買ったのがこれ。その名も「陶器 焼き芋鍋」。わざわざ焼き芋をコンロで焼くなんて、私のポリシーに反する!と、感覚的に思っていたのですが…。
e0151091_21162844.jpg考えてみたらコンロで焼く焼き芋が嫌いなのではなく、「すでに何かの目的に使っている熱源を他の物にも利用する」っていう考え方がなんだか好きなのです。
ここでも「寒気がするくらいケチ」な私の面目躍如(^^

たとえば焚き火なら、畑の残り枝や草を燃やして嵩を減らすと同時に、炭をつくったり、畑に肥料として撒く草木灰をつくったりできますが、その火を使って「焼き芋までできる!」という事実が、単純にうれしいものでした。

ということで、もし焼き芋が焚き火でなく「ストーブの上でできる」なら、それでオッケー!!なのです。この「焼き芋鍋」は私のそんな理想を叶えてくれる、しかもお値段も2000円くらいの、うれしいもの。東京では使っていない石油ストーブの上に置いておくと、その熱でねっとり、甘い焼き芋ができました。
e0151091_21174749.jpg正直、焚き火でできた焼き芋より旨い…。これがあれば今年は小さい痩せた芋もまとめてこれで焼いて、寒風の下で乾燥させて、細かく切って、ピーチのトリーツに。

居間のファンヒーターの真ん前には畑でとってきたミントの葉を、籠にいれて置いてあります。これは乾かして来週会社で飲むミントティーに。ケチといわれようがなんといわれようが、こればかりは性分なのでしかたないです(^^;おいしいんだから、いいもん。
# by nicecuppatea | 2008-12-03 21:20 | 暮らしのアイデア | Comments(2)