たまねぎ

毎日の料理でよく使う野菜のひとつが玉ねぎ。台所にないとあわてる野菜のひとつです。去年の6月に約200個強を収穫して田舎の軒につるして以来現在まで、今年は初めて年間を通じて使う玉ねぎの自給をすることができそうです。
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でも今ある玉ねぎはもう、芽が出たくてしょうがない時期(^^
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よくよく見ていると、玉ねぎは芽が伸びる時期になると、丸い玉ねぎの下の根の出ている部分が縦に伸び始めてそこからだんだん上に芽が出てくるらしい。それに伴い回りは外側からだんだんフニャフニャに。葉玉ねぎもおいしいですが、そうなってしまうとまあるい白い部分の食べる場所が減ってしまうので、芽がでてきた玉ねぎから急いで使い切っていきます。

通年で保存してきた玉ねぎが芽を出し、やはり袋にいれて保存していたじゃがいもがしわしわになりつつ芽を出してきています。こうなってくると今シーズンの野菜を使いきる時期。それはすなわち新たなシーズンの始まりをも意味します。来週あたりは、いよいよじゃがいもの植え付けができるかな。
# by nicecuppatea | 2009-02-23 23:02 | 畑の野菜・くだもの&いきもの | Comments(0)

買わなくとも…

今週末もまた、田舎へは行かず、まだまだ冷蔵庫に残っているジャムや野菜の消費にづくをだします。

私はここ10年以上、イギリスに住んでいた時期以外、ケーキ作りなどはとんと無縁でした。考えてみたら、あの「泡立て」が面倒だったのです(^^;子供の頃には電動泡立器というものが台所にあり誕生日やクリスマス、というとよく母がそれを使ってケーキをつくってくれたものです。自分で所帯を持って以来、それを自分で買おうなどとはついぞ思いつかず・・・。

最近家のジャムなどを使い切るために・・・と思ってブレンダーなど購入してみました。それで梅酒の梅、りんご、柚子マーマレード、秋に拾って冷凍にしてある栗…などなどたくさんのものを入れながらmarimoさんのレシピを参考にさせてもらいながら、ケーキなど焼いています。今日はまだ台所のいたるところに有り余っている梅酒の梅をつかったケーキを焼いてみました。

杏ケーキのレシピを参考に、「すっぱい果物には甘い生地でないと合わない」とのアドバイスになるほどとうなづきながら作ってみたのがこれ。
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汚いケーキ皿ですが、イギリスにいた頃台所用品を買うお金がもったいなく、町中のリサイクルショップやカーブーツ・セールといわれるフリーマーケットを物色しつづけて確か10ペンスというタダ同然で買ったのがこのケーキ皿。帰国時に捨てきれず、空輸中にちょっと凹みができてしまいましたが、皿の底に時計の針のようにぐるっと一周できるケーキ底を皿からはがす金具がついていて、バター塗りも紙を敷く必要もなく、とても便利なので、気に入ってまだ使っています。

ケーキのほうもちょっとお皿と同じで黒くなってますが(^^;

ケーキを繰り返し焼いていて、バスケット編みと同じだなぁと最近思いだしました。バスケットを編む時は、ツルを水につける時間が少なすぎた、芯が細すぎた、フレームバスケットのフレームの長さが足りなかった、または最初に力を入れて編みすぎてバスケット全体の形に膨らみがでなかった、などなど毎回反省点が。

ケーキを作ってみても、今回はあわ立てが足りなかった、酸っぱい果物なのに生地に砂糖が少なすぎた、卵が多すぎて生地が分離した、粉をまぜるとき泡をつぶしてしまったなど、毎回何かしら発見があります。そうすると結構凝り性の私は、会社から帰ってきた後、夜中に2回もケーキを焼いたり。

夜中にガーガーと泡立器を回す私にダンナも眉をひそめますが(翌日寝不足だと私が不機嫌になるのをわかっているから…)、「だんだんフワッとしてきたじゃん」「家にあるものでも、できるんだな」などと、成果物に対して、なんとなく興味が全くないわけではない様子。そりゃそうだ、何ていったってケーキを作ろうと思い立ったのは、冷蔵庫の自家製ジャムには目もくれず、コンビニで毎夜菓子パンを買うだんなに何とか自家製のものを食べさせたいという思いからに他ならないのだから!
# by nicecuppatea | 2009-02-21 22:08 | おいしい実 | Comments(0)

バスケットの編み直し

三日前に作ったアケビのバスケット。ツルは美しいんだけれど、自分で編んだリム(縁)の処理がどーも気に入りません。せっかく地味な二色のコントラストを何とかだしたのに、太いリムが邪魔してその色が見えない~。

こういうときはいつもジレンマに陥ります。一度は形にして「完成」させたバスケットを再び水に浸して、ほどき、編みなおすか。それともこれはこれとしてもうひとつ、新たに「リベンジ・バスケット」に挑戦するか…。

結局、考えた結果、ほどいて編みなおしました。その後もなかなかイメージ通りの形にはならず紆余曲折を経てこうなりました。
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これからもまだ改善の余地ありだけど、とりあえず前のよりは気に入り♪
リムにくるくると細く小さくツルを巻きつけることができるのも、従順でしなやかなアケビだからこそ。せっかくだからこうしましょう。

外国へ行くと必ずその国の本屋で、その国のバスケット編みの本を物色するのが趣味です。イギリス、アメリカ、イタリア…。最近は仕事の関係で外国といえば某国ばかりに渡航が集中し、なかなかバラエティが広がりませんが(^^;
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(^^言葉が読めなくとも、ふんだんな写真を見れば大抵のことはわかります。イタリアのバスケットの本は、色使いがとってもきれい。イギリスの本では伝統的なウィロー・ウィービング(柳を編む)のテクニックを使ってリビング・ウィロー・スカルプチャー、という、柳の挿し木を編んでその後発根させ、屋外につくった迷路や椅子、アートに文字通り「根が生える」クラフトがあったり。

最近はオンラインのブックショップで、外国のバスケット編みの古本を探すのが趣味。バスケットって、本当に土地土地に根ざした、とっても人に近い技術だと感じます。不思議なのは、こういう本が出版されるのは、ほとんど先進国からであって、Developing nationsといわれるような、開発が今現在進んでいるアジアなどの国の本って見つからない。東南アジアの田舎になんか行けば、たくさんのバスケットが存在するのに!わざわざ技術を本にしたためなくとも、まだまだ「現役」で日常生活の中で皆にその技術が使われているからでしょうか。

もっといろいろ本見て、私の畑のバスケットにもいろいろなテクを応用したいものです。
# by nicecuppatea | 2009-02-20 22:17 | バスケット編み | Comments(0)

ツルの気持ち

この週末、ようやっと先々週に伊豆の山でとってきたアケビのつるでバスケットを編む時間がとれました。前日に風呂桶にお湯を溜めて、そこにツルを浸して、一晩付け置き。

今回は、黒っぽいツルと赤茶のツルがあったので、ツートンカラーのバスケットを。
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バスケットをつくる面白さのひとつは、それぞれ扱うツルや枝の素材の違いを肌で感じることにあります。畑でとれた桃の枝、梅の枝などは切ったらすぐ使わなければ柔軟に曲げることは難しい…。

葛は太くともやわらかくて、しわしわの表皮、ざっくりした感じが特徴的ですがあまり強度はない。ハニーサックルは表皮はけばけば。でも茹でるとするりと向けて中から白いきれいなツルが顔を出します。ツルの中は空洞なので、こちらもあまり細かい細工には向きません…。イギリスでは、やはり伝統的にバスケットに使われるウィロー(柳)、フェンスやかやぶき屋根のペグに使われるヘーゼルが「従順」でした。

ウィローなどは長い、まっすぐな枝を束のまま2週間位水につけてから使います。イギリスのカントリーサイドでは、なぜか家の外に古いバスタブが置いてある所が多い(笑)、家畜の水のみにしたりとか。(かなりの田舎での話ですね)。

私が働いていたナーセリー(苗木屋)にも、バーンとよばれる納屋の外にバスタブがありました。バスタブの大きさがあればウィローの長い枝もまっすぐそのまま入ります。

イギリスで、結構太いへーゼルの枝でフェンスを編む時には、まずネジって繊維をほぐしてから曲げると、思い切って曲げてもポキリと折れることはありませんでした。日本の藤やその他のツルでバスケットを編む時も、よくよくつるをみてみると木肌の「流れ」が見えるもの。それに沿った方向にツルや枝をよじりながら曲げたり編んだりすると、けっこうツルが言うことを聞いてくれます。その流れに背いて無理に曲げようとすると、裂けたり折れたり。

ツルの気持ち(?)を考えつつ、ゆっくりとバスケットを編み、言うことを聞いてくれたときのうれしさ♪

さて、昨日編んだアケビ。東京の一人住まいにほぼ等しい集合住宅の一室では、ウィローの枝を全部水に浸すほどのスペースはありませんが、くるくると輪にして保存したアケビならウチの風呂桶にも入ります(^^それにしてもアケビは優等生。大抵のことをされても従順にこちらの言うことを黙って聞いてくれる。しかも強く、長く、しなやか。

イギリスでバスケットを編むといえばウィロー、ハードル(フェンスみたいなもの)編みといえばへーゼルでした。どちらもカントリーサイドで最も一般的に見られる植物たちです。日本で籠といえば、アケビか竹でしょうか。イギリスには葛もアケビも竹もなかった(少なくともカントリーサイドには)。やはり先人は自分の風土の中でどの木や枝なら、いいものができるか、いろいろ試して、その結果今に伝わる伝統的な工芸品になってるんでしょうね。
# by nicecuppatea | 2009-02-18 08:21 | バスケット編み | Comments(0)

犬はお手本

土曜日、日曜日と今週も東京で過ごしましたが、最近東京にいる時は、必ず「周遊散歩」にでるようになりました。

土曜日は、東池袋の方から鬼子母神、雑司が谷、目白台、護国寺ルート。最高気温は23度とかで、ピーチはもう舌がでっぱなし。 背が低い分、私たち人間よりアスファルトの熱をダイレクトに感じることもあるのでしょう。

結構歩いたし、翌日はあまり長距離はやめようよ、といいながら自宅をでて、水道橋、神田、御茶ノ水を通って、湯島天神、後楽園・・・とかなりの距離になりました^^

最初は都会を歩くなんて…と思ったけれど、大通りから一本はいった道を歩き続けると、思いも寄らない古ーい日本家屋や、大きな樹木が町並みの中にさりげなく残っていたりして、田舎とは違った面白さがあります。こちらは鬼子母神にある樹齢600年のイチョウの木。生き物って、600年も生きているとこんな姿になれるんですね。
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だんなも私も「へぇ、ここの店、この間までスペイン料理屋だったのに、中華屋になっちゃったんだ…」とか言いながら店や古い家をみるのが好きですが、時にはピーチ、梅の花、きれいだねーなどと、ピーチにも言葉をかけます。彼女は、うれしいとたれ耳がうしろにそっくり返る(笑)耳が思いっきり開いちゃうんです。

あまり日中陽があたらない、東京の小さい部屋を出たとき、道で友達犬に会ったとき、散歩中に知り合いのおばさんに、にぼしを一匹もらったとき、だんなが飲み終わったペットボトルを持たせてくれたとき。

耳が広がって、口角があがって、尻尾というよりは腰全体を振って、全身から喜びが感じられます。(なぜか、それを写真にとられるのを嫌うんですが・・・)
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こんな小さなことで、こんなに幸せになれるんだなー。
人間もこんな風に生きられたらなー。やっぱり犬は人間のお手本です。
# by nicecuppatea | 2009-02-16 21:38 | ピーチ | Comments(0)

放置ぶどう?

このあいだ山梨の家に行った時、11月末に向かいの家から頂いて、食べずにそのまま納戸に放置していた「甲州ぶどう」がまだこんな状態であることに気づきました。しわしわになっちゃったところもあるけれど、ほぼほぼまだフレッシュです。
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りんごやみかんが冬中もつ、という話しはよく聞きますが、皮の薄いぶどうが、こんなに長くもつのは驚きです。

もともと甲州ぶどうって、シーズンも最後に近い11月頃にでてくるぶどうですが、主にはワイン用で、山梨以外のところではあまり生食用には出回らないのだそうです。私もあまり生で食べたいと思ったことはありませんし、ご近所からたくさん頂くと、「うわぁ、来ちゃったなぁ~…」と思ったりもしたものです。皮は厚いし、種は多いし大きいし、ちょっと舌にえぐみも残るし…。今人気の、種無しで皮ごと食べれる大きな粒のぶどうとはおよそ正反対。

調べてみると甲州ぶどうの歴史は古く、1000年以上勝沼で作られ続けている、ぶどうとしては国内唯一の在来品種なのだそうです。在来品種、固定種という言葉に弱い私は、それだけでがぜんこのぶどうを見直してしまいました(^^;

保存性がいい、というのは別に在来種であることとは関係ないかもしれませんが、1000年以上も地方固有に作られ続けている品種なんですから、他の品種に比べると比較的原種に近く、強い品種なのではと想像します。いわば、自然に近くて、人が手助けしなくても病気になる確率も少なく、毎年きちんと実をつける・・・環境的に負荷をあまりかけなくても、その土地の気候でおいしく育つ…そんな品種なんではないかと。

そう考えたあと、ふと気づくとこのあたりには他にも「甲州~」という名の果物があります。甲州小梅、甲州百匁(柿)、甲州かりん…。こうしてみると偶然なのか、みな加工する果物ばかりです。小梅はカリカリ梅や梅干に、百匁は干し柿に、巨大な甲州カリンは焼酎付けや蜂蜜づけに。「もっと甘く、もっとやわらかく、もっと瑞々しく」と、どんどん品種改良や輸入種の導入が進んでいる生食用の桃やぶどうに比べて、それぞれの果物のもつ特徴に適した加工方法が確立しているからかもしれません。

やはり伝統的に加工されている果物ってあなどれない、と思ってしまいました。もちろん納戸でみつけた甲州ぶどうの房からは、いたんでいないぶどうの粒をすべて集めて早速ジャムにしました♪
# by nicecuppatea | 2009-02-13 18:59 | おいしい実 | Comments(0)

春に向けて

2月初旬のこの時期、田舎の家の近所の畑を見ると畑の野菜はまばらです。何畝もあった白菜や大根は、12月ごろに半分以上が収穫されて白菜は白菜付けに、大根は沢庵づけに、と保存食用に使われます。田舎では漬物がお茶請けの定番。

-ということで、1月頃の畑は穴が目立ていますが、それでも凍み防止のため新聞紙を巻いた白菜、土寄せをした大根、地べたにはりつくように広がっているほうれん草、畑の隅に列を作っている長ネギなど、歯が抜けたように畑に残っているものです。

2月上旬のこの時期になると、「そろそろ…」とみんなが思うのでしょうか。農協の販売所に行っても、近所の市場「農てんき」に行っても、ちょっと見で「一等品ではないな」と思えるような小さめの野菜が袋に詰められて、たくさん売られています。

結局、畑の野菜も良いものから使ったり、売ったりしますから、今この時期に畑にあるのは、どちらかというと見栄えはよくなかった野菜たち。沢庵にするにはちょっと小さかった冬越し大根、大株にならなかったホウレンソウ、髭根になっちゃった短いゴボウ、短いニンジンなどなど。これらが少しでもよく見えるように(?)作り主さんに手を掛けてもらったのか、綺麗に洗われて、袋につめられ、「一袋100円」とかの値段でところせましと市場の棚にならんでいます。

自分で畑をやりだすようになってわかった「畑のサイクル」にそって考えると、とても納得がいきます。みんなこのくらいの時期まではできるだけ野菜が凍みないように、土をもったりして大事に大事に冬の間野菜たちのコンディションを保ちながら食べ続けるのですが、2月のあたまにもなると、そろそろこれを整理しなきゃ…と思うようになるのです。だって次の世代が始まるのだから。

ということで、こちらは私の畑の成長不良大根と凍みかけのラディシュ。秋の掘り残しのジャガイモもひとつでてきました。
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これらの成長不良大根はまとめて、最後の「大根のゆず漬け」に。また、そろそろいたみが増してくるカリンの実は皮をむき、超薄切りにして乾かし「カリン茶」に。アップルティーのような甘酸っぱさがさわやかな、私の会社でのコーヒー代わりの飲み物になります。
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これまらまだしばらく、東京でも「冬の総清算レシピ」を作ることに、工夫を重ねる日が続きそうです。
# by nicecuppatea | 2009-02-11 21:33 | 野菜&実の加工 | Comments(0)

冬だ冬だとお思いでしょうが…

気温はまだ零度。日中の最高気温も一桁の日が続き、人間サマは「立春なんて名ばかりで」と思っている時でも、なぜ植物たちは「春が近い」とわかるのでしょう。気温は冬とほぼ同じでも、畑の野菜たちはゆっくり、でも確実に活動を開始しています。

畑で冬越しした白菜。ちょんまげだけ結いましたがやはり外葉はかなり霜にあたって解けてしまいました。そしてだんだん小さく縮んでいく姿がまるでお地蔵さんのようだ、とよく言われています。
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巻きそうで巻ききれず、私がむりやりてっぺんで葉っぱを結び「結球してくれないだろうか」と願っていた白菜は、外側の葉っぱを中から成長して開いていく力で押しのけてロゼッタ状の力強い葉を広げていました。
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堆肥の中からでてきた水仙の球根。葉っぱをつきやぶって芽を伸ばしています。
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田舎の家のあたりでは「梅の花が咲いたらじゃがいもを植える時」といわれています。庭の豊後梅の枝についたつぼみは部屋の中からみてもわかるくらい、大きく膨らんできています。

ホームセンターでは、すでにところ狭しと種芋が並べられ、売られていました。

また、春が来ます!
# by nicecuppatea | 2009-02-10 19:38 | Comments(0)

白い朝

土曜日の朝6時。気温はほぼ零度くらいでしょうか。色々着込んで、私は畑に出ていました。

畑は霜で真っ白。昨晩は真夜中近くに田舎に着いたので、絶対朝は遅くまで布団の中でぬくぬくしよう…と私自身も思っていたので自分の取った行動がいささか驚きでした。ピーチはまだ私の布団の中でいびきをかいて寝ています。だんなもまだ目覚めていない。彼らが目覚める前にできるだけやってしまわねば…。

畑の脇には剪定くずや落ち葉、雑草を一まとめにした小さな「堆肥山」ができています。これは1年間の庭や畑ででる全ての有機質を山積みにしたもの。

冬に一回、植木屋さんに入ってもらって剪定した庭の梅、柿、もみじ、松、しいの木、ポプラや木蓮の、その年に延びた「徒長枝」と呼ばれる真っ直ぐに垂直に伸びた長い枝が大量に山積みされるのを皮切りに、春夏に大量に抜いた雑草や掃きためた落ち葉、野菜くずなどが積み重なり、下のほうから堆肥化していきます。冬に植木屋さんが入ると新しい枝葉が積み上げられるので、その前に「前年分」の堆肥山を崩してすべて畑に蒔いたり、埋めたりします。

おととし死んだ隣の農家のおじさんは、私に「まず山の上にのっかって何度かピョンピョンとんで見る。ほーすれば下の方でまだ形が残っている細い枝も全部粉々になるら。ほんでそれを土に鋤き込む。」と教えてくれました。こうして一年のサイクルの中で畑に戻すべきものは全てもどして、翌年のサイクルを迎えるのです。

ただ、土日だけしか田舎にいなくて、しかも料理もしたい、ピーチと長い散歩もしたい、バスケットも編みたい、温泉も行きたい、なんて思っていたら丁寧に畑に堆肥を鋤き込むような手間はなかなかかけられません。

とにかく植木屋さんがまた古い堆肥山の上に今年の剪定くずを乗せてしまう前に、今年分の有機質をすべて堆肥山から畑に移動しなければ…。堆肥化しているものも上の落ち葉も一緒にフォークで混ぜて、ひたすらバケツにつめて畝に持って行き、雑草の生えている畝の上にそのまま厚く盛っていきます。これで下の雑草に日があたらなくなればこちらもいい具合に堆肥化してくれないかな、と都合よく期待して(^^

今日は朝から今年分のこの堆肥山をすべて畑に返す作業を終わらそうと決意して、まだ真っ白な畑に朝早くからでてきたのです。でも朝日が当たる前の畑にでてきたからこそ見られる美しい光景も。朝は野菜も雑草も、一様にたくさんの霜のレースをまとってすごいおしゃれです。大きくなりきれず、葉っぱが巻かなかった白菜も、このとおり。
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レースのような葉のニンジンはさらにエレガント。
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堆肥山の上に積もっている落ち葉をのけていくといろいろなものがでてきます。まず秋に取り忘れたカボチャ。台所においてあるものよりよっぽど瑞々しいです。
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収穫した時、間違えて外葉といっしょに捨ててしまった小さい大根も全くフレッシュなまま。堆肥のベッドってすごいものです。少し掘り進めると中からはごろごろとカブトムシの幼虫もでてきました。写真はちょっと「ドーンっ」てな感じの幼虫なので割愛します(笑)

6時半。となりの家の屋根の上から朝日が一条、畑に差し込んできました。

そうするとさっきまで繊細なガラスの膜で覆われていたような植物の葉が、あっというまに霜のフリルを脱ぎ捨てて、しゃんとしてくるのです。買ってきた野菜の葉は冷蔵庫が寒すぎて凍ってしまうと組織が破壊されてドロドロに解けてしまいます。けれどもこれらの耐寒性の生きている葉っぱたちは、自分たちの体の中から凍らないようにできるんですね。こういう野菜たちを体に入れたら、人の体に良くないわけがない…と理屈でなく感じます。
# by nicecuppatea | 2009-02-09 21:31 | 畑の野菜・くだもの&いきもの | Comments(0)

ゆとりの生活を追いかけて

先日も書きましたが、私も田舎で土をいじったり、バスケット編んでみたり、こまこまと畑のもので料理してみたり色々と手を出していますが、それもこれも、週5日間フルタイムで、時には残業もしながら会社で仕事して、それでも時間的、精神的に少しでも「ゆとり」のある生活ができれば、と思うからこそのことです。

ただ、実際毎日の自分の生活の中で、本当にゆとりが生み出されてきているか、というとなかなかそういう実感がありませんでした。

「効率化」という言葉には無機質なトゲがある気がしてあまり自分の私生活にまで持ち込みたいとは思いません、が、何かちょっとしたことに気を使ったら「平日の夜でもバスケット編みの気力も時間も残ってた!」となるようならば、ぜひそうなってみたいものだと思います。

早起きする、自分の時間を何に使ったか管理する、手帳を有効に使う、とノウハウ本は色々でています。ただ自分の生活に実感をともなって「これなら私にもできる」というものでないと、私生活まで「管理され感」が強くなりそうで、巷のノウハウ本などにも手を出したことはありませんでした。

きっとこういうのって、本に載っているのをそのまま試すんじゃない。自分の生活の中であればどんなこと?って自分で小さなアイデアを見つけていくものなんでしょう。遅まきながら私の生活も自分で振り返ってみました。書き出せば恥ずかしいような小さなこと、例えば…

ピーチに朝晩のフードと一緒にあげる温野菜は毎日煮ないで数日分まとめて作る
帰宅したら座り込む前に着替える(小学生かよ、って感じですが(笑))
夕食を終えたらそのままダレないで夜のピーチの散歩に出かける前までに翌日の晩御飯(せめて一品分)の下準備もする
朝、胃もたれした気持ちにならないように、夕飯には揚げ物を食べない
朝目覚めたら、寝床でテレビをつけて覚醒を待つ時間は15分まで!

こんな小さい自分との約束の積み重ねならば、マニュアル本より敷居が低くて(レベルが低くて、とも言う)、とりあえず試してみられそうです。
# by nicecuppatea | 2009-02-04 19:46 | 暮らしのアイデア | Comments(0)