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桑の木の平皿

先日、近くの使われていない桑畑から桑の徒長枝をもらってきて、ヤナギのようにバスケット編みに使えないか、考えていると書きました。

結局、桑畑のオーナーさんへの声かけはいろいろあってできなかったのですが、その場所を紹介してくれた、その日にたまたまカフェで出会った方が、そのカフェのオーナーさんを通じて「ウチにある桑の枝をあげるからいらして下さい」と伝言を下さいました。

最近、こういう「ご縁」的なものは、できるかぎり尊重していこうと思っているので、早速先週末、ダンナとともにうろ覚えのその方の家へ。すると、向かいの畑に案内されて、何本かある桑の木の徒長枝を指差して、「ぜんぶ切っちゃって下さい」。

カゴ編みに興味のない旦那も気の毒に私に付き合わされて(^^;)暑いさなかに蚊に刺されながら桑の枝を剪定するはめに。

こんなにいっぱい!
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枝の使いかたは、まだまだ研究中。先っぽの方の細い枝なら、ほぼ、ヤナギのようにつかえるようですが、やはりまだポキリと言ってしまう事が多くて。色々試しながら、一番綺麗に見える編み方をこれからもっと研究しようと思います。

さしあたっては、二つに裂くことができたので、太いところをつかって平皿を作成。これが、楽市楽座でパン屋さんが購入して、パンのディスプレイに使って下さったもの。
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縁に編みこんだ黄色い色は、桑の根っこです。畑で掘り返されていたものを枝と一緒に頂いてきました。

この桑の根はすごく丈夫で何十メートルも伸びるらしく、木を切っても根っこがのこっているとすぐ再生するのだとか。だから桑を畑から抜くのはとても大変なのだそうで、桑の根は厄介者扱いされることもあるようです。

こんなに綺麗でしなやかで、私が全部バスケット編みに使いたいくらい!

山奥にアケビのつるをとりに行くのもいいけど、できることなら誰かが不要と思って困っている、たくさんあるモノを生かして、綺麗なバスケットがたくさんできたら、いいじゃないですか。それがだれかの作ったものを綺麗にディスプレイするのにつかわれたら、尚すてきじゃないですか。

これも、人とつながったおかげ。
by nicecuppatea | 2012-09-23 20:32 | Willow Cottage | Comments(0)

楽市楽座!

家のそばのマルシェに参加した縁で、家の近くの駅前で開催された楽市楽座のクラフト市に初めて参加しました。

初めての経験に、なんとか品数だけでも増やそうとこの一週間は年休取得に、朝編み、夕編み、電車編み・・・。ひたすらカゴを編み続け、家のリビングはカゴだらけ。

朝はそんなカゴやら、ディスプレイ用のテーブル、椅子、庭で採れたトウガラシまで、車の後ろにぎっちぎちに積んで会場に出発。

こんなにカゴいっぱいもって出て行って、ひとつも売れなかったらどうしよう・・・という不安は嫌がおうでも胸をよぎります。これ、全部夕方持って帰ってくることになったらけっこうしょんぼりだなぁ。
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クラフト市だけあって、周りは天然酵母のパン屋さん、陶芸の器を売る人、自家焙煎コーヒー、手作りジュエリーなど、どれも興味深いお店ばかり。

また、見に来られるお客様も「そういうもの」に興味のある方が多かったようで、思った以上にたくさんの方が立ち止まって下さいました。自分がただ好きで作ったカゴの話を、こんな多くの人に聞いてもらえたのは初めて(笑)気持ちよかったです^^

お隣でお店を広げていた天然酵母のパン屋さんは、宝石の様なパンをナチュラルなカゴにディスプレイされていました。

パンとか手作りケーキって、自家菜園の野菜や木の実などとともに、手編みのカゴと最も相性のよいものだと私は思います。だからでしょうか、パンやケーキを焼かれる方で、カゴも好き、という方はけっこういらっしゃる気がします。

お隣のパン屋さんは桑の枝で作った平皿ほか、いくつか購入してくださって、早速ご自身で焼いたパンをディスプレイして下さいました。喜んでみてばかりいて、写真、撮るの忘れた・・・。

他の出店者の人たちと話しているだけで、カゴを作ってます・・・というと、「うちの周りの葛を刈りに来てよ」とか「ウチがフェアに出展するときカゴも一緒においてあげるよ」など、自分だけでは考え付かないような広がりがあっというまにでてきます。

自分の作ったものが売れてうれしい・・・だけでなく、そんな、新たな出会いのパワフルさを感じ続けた1日でした。やっぱり一人でやっているだけなのと、人とつながって何かをやるのとでは全然作業自体の意味が違ってくるなぁ。

ありがたいことに、雨にもふられず、夕方には持ってきたカゴはほぼ完売!

また調子にのって、かご作りに拍車がかかりそう^^;
by nicecuppatea | 2012-09-23 20:09 | Willow Cottage | Comments(2)

ドングリのバスケット

先日の週末、再び家の裏で開催されたマルシェに参加。今シーズン最後のブルーベリーと手編みのバスケットで店を広げました。

最初は「こんなバスケットを対面で売るなんて…」とビビっていたのですが、最近は買って下さる方とのうれしい会話を体験して、だんだんあつかましくなり「今度はこんなの作ってみよう」と、あれやこれや、小さなアイデアを重ねて新しいバスケットを作ってみています。

そうして作ったバスケットのひとつがこれ。
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先日の、知人からの「キーウィ用のバスケット」へのオーダーを受けて試行錯誤して作ったフレームに、イチョウの樹皮を編みこんだもの。やっぱり大きさとしては帯に短し、襷に流しかな、と思っていたところ…

マルシェの前を、お母さんといっしょに通りかかった、5歳くらいの女の子がそのバスケットをじっと見ています。

「ほしいの?」とお母さん。

女の子はただ黙ってバスケットの取ってを握っています。

「そうだ、これ持ってどんぐり拾いに行こうか?」「うん」

お母さんが450円を払ってくれると、女の子はそのバスケットをそのまま手に提げて帰って行きました。

その姿を目で追いながら、あのバスケットを持って女の子がドングリを拾いに行く…そう考えていると、なんだか鼻の奥がツンとしてきました。

こんなにうれしいバスケットの使われ方があるでしょうか。

バスケットを作ってきて、本当によかった。

工芸品みたいに高価なものじゃないけれど、気軽に買えて、子供たちが遊びながら使えるような、「森の遊び」の延長みたいなバスケットを、これからも作り続けていこう。

―と、何だか心に刻みつけた日になりました。

使ってくれて、ありがとう。
by nicecuppatea | 2012-09-10 21:34 | Willow Cottage | Comments(0)

オーダーメイド

最近、会社の人から「こんなバスケットつくって」とリクエストを頂く事が増えました。うれしい限りなのですが、つるの癖をいかして、私の好き勝手に作った「一点モノ」を気に入って買ってくれた場合の違い、こちらが相手の好みに合わせようとするわけですから、、作るときにはいつもと違った試行錯誤があります。

先日もらったオーダーは「キーウィが6個入るバスケット」。

参考となる寸法も頂いてから編み始めたのだけど、これが思いのほか深い作業でした。

フレームバスケットは「腹」の形(バスケットのカゴの部分がどれくらい膨らむか)で表情が変わります。浅いの、深いの、広いの、狭いの、とんがったもの、丸みを帯びたもの…。

普段は外側のフレームが出来たら、後は成り行きまかせで編んでいるのですが、決まった寸法がある場合、途中の編み芯のテンションに気を配りながら、途中でフレームの形が変形しないようにします。

作っては「ちょっと浅いかな」「小さすぎないかな」と、思われ、結局二つはいまいち。
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三つめにようやっと納得のものが。
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最初のふたつは別の用途を考えましょう。先日、知人の庭になった、不揃いの葡萄をもらったので、それを入れてみたら、フツーにしっくりきました。
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心配しなくとも、自家菜園の不揃いの作物なら何をいれても合いそうな気がしてきました。
by nicecuppatea | 2012-09-10 21:22 | Willow Cottage | Comments(2)