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初夏の歓び、エルダーフラワー

数年前、山梨の畑の端に植えたハーブの「エルダー」、今年はなかなか芽が出てこないなぁと思ったら、なぜか、枯れてしまいました…。ぐすん。
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初めて山梨の畑に本格的に手をつけ始めた頃に、まず山梨県内のハーブ園から取り寄せたハーブのひとつが「エルダー」でした。日本名ではニワトコというなじみのある名前で呼ばれているハーブですが、イギリスにいた頃は日常生活でごくごくありふれた木のひとつでした。

初夏に小さな花がびっしりと集まって、テーブルのように平らなアジサイ風の白い花をつけるので、植え込みの中にあってもそれとわかりますが、普段ならヘッジと呼ばれるカントリーサイドの生垣のみならず、都市部ではそこらの空き地や線路脇など、どこにでも生えていてなかなか気づかないくらい、一番「普通の木」でもありました。

初夏になるとその「エルダーの木はどこにあるかな?」と目を凝らしたものです。なぜなら「春のレシピ」に欠かせない花だったからです。

花を食べる習慣は日本にもいくつかあると思いますが、エルダーは色々な形で香りづけにつかわれていました。まず、5月になると作ったのが「エルダーフラワー・コーディアル」。エルダーの大きめの花を二房ほど切り取ってきて、沸騰したお湯に適量(かなり)の砂糖を煮溶かし、そこへフラワーヘッドを入れて火を止めます。その後数分間花を放置して香りを移したらそれを取り出し、最後にクエン酸を好みの量加えてできあがり。とても簡単です。

これは私がイギリス南部ハンプシャー州で働いていた苗木農園で同僚だったキャロルが教えてくれた簡単レシピ。彼女は5月、6月、エルダーフラワーが満開の時期にそれを家で作ってきて、農園で休憩をとるたびに、これをソーダ水で割って、私にもごちそうしてくれたので、私にとってはこれが「イギリスの初夏の味」。

6月、グーズベリーというグリーンのカラントが市場に出回る短い時期があります。とても昔からある果実で、最近は少し古臭いとも思われている果物ですが、個人的にはこの甘酸っぱさがクセになる気がしていました。

出始めの甘酸っぱいものはフルーツソースなどにしますが、何よりおいしかったのはこれとエルダーフラワーでつくるグーズベリーフール。苗木農園の住みこみ農夫ロバートが、暑い初夏の昼下がり、「おいしいのができたぞ」と私とキャロルに運んできてくれたのが初めての出会い。

ひとくち口に含むと、甘酸っぱいグーズベリーと濃厚なダブルクリームがエルダーフラワーの香りで結ばれて、口の中であっという間にとろけていきます。大袈裟でなく、こんなにおいしいお菓子は生まれて初めて食べた!と思いました。まぁ当時は倹約生活の真っただ中で、お菓子をほとんど変えなかった、ということもあるでしょうが(^^;

作り方はこれまた簡単。グーズベリーをエルダーフラワー・コーディアルで形が崩れるまで煮ます。別の鍋に卵の黄身と砂糖を混ぜ合わせ、温めた牛乳を徐々に加えてカスタードを作ります。それと別にダブルクリームといわれるこってり度2倍の生クリームを角が立つまで泡立てて、3つを合わせて、最後にほぐしたエルダーフラワーを飾りにまぜて出来上がり。

簡単だから自分で作ってみようとしたら森や植物にまつわるフォークロアを何でも知っている友人のマイクから「コーディアルを作るなら、花の匂いをよくよく確かめることだよ。エルダーフラワーの匂いは二種類あるんだ。ひとつはハチミツのようないい匂いのもの、もうひとつは狐のおしっこみたいな匂いがするもの。くれぐれもハチミツの匂いのするフラワーヘッドを選ぶんだよ。」

へぇー。私には正直、あまりその違いはわからなかったけれど(笑)。このエルダーフラワー、ワインにしたり、秋にはたわわにみのる小さく赤黒い実でワインをつくったり。香ばしい木の香りがするようなエルダーベリーワインは、秋に作ってクリスマスに楽しむ、家庭のお酒でした。

そんなホームメードレシピを夢見て日本に帰ってきてすぐ、Sambcus Nigra(セイヨウニワトコ)という学名を確認して苗を購入したのだけど…。去年まで細々と花は咲いたものの、実をつけることはありませんでした。自家製エルダーフラワー・コーディアルは見果てぬ夢か…。

…と思ったら、ピーチの散歩道の公園の植え込みにさりげなく植えられている木を発見、この葉っぱはエルダー(っていうかニワトコ)に違いない!!
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つぼみのつきかたがテーブル型じゃないところがちょっと気になるけど。実をつけるかどうか、注意深く見守っていこうと思います♪
by nicecuppatea | 2009-04-29 22:11 | イギリスでのこと(季節) | Comments(0)

池のカモ

私があまり関知しない山梨の家の「本当の庭」の方には、それなりの大きさの池があり、ちょっと密度過多なくらい、結構な数の大きな真鯉がいます。川から水を引いていた頃、一度農薬が混じって、池の鯉が全部死んでしまってからは、井戸の水を吸い上げてタイマーで池に入れています。川から入ってこないはずなのに、どこでどうして入ってきたのかナマズやハヤもなんだか池に住んでいます。

池の大きさに比較して魚の数が多すぎるのか、あまり多様な生物は見当たりません。山梨に行く度にかなり大量にダンナがえさを上げているけれど、きっといつもおなかがすいているに違いない・・・。池の縁においておいた鉢植えのレッドカラントが池に落ちてしまったら、次の週に見つけた時は、実ばかりでなく葉っぱもほとんど食いちぎられてた(笑)さすが、雑食のコイは何でも食べちゃう。

この池に最近3羽のマガモが飛んでくるのです。いつも決まってオス一羽とメス二羽。近くの川から飛んでくるのだろうけれど、何しに来るんだろう。
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「卵生もうとしてるんじゃないの?」とだんな。確かに池の周りにはサツキの植え込みがあって、身を隠すスペースがたくさんあります。

実際2年ほど前の春、このサツキの藪の下へ潜り込んだピーチがなかなか出てこず、出てきたと思ったら耳の脇に黄色い液体のようなものをつけて大喜びで飛びはねていました。

とっつかまえて匂いを嗅いだら鼻が曲がりそうな腐敗臭が…(オエェ)どうやら抱卵放棄された野鳥の卵がそのまま腐ったらしく、それを見つけたピーチは噛み割って「香水」として耳の後ろにつけたらしいのです。とにかく、臭いものが大好きで困ります。

それが鴨だったという確証はないけれど、木の上ではなく地面に巣をつくるのはやはり彼らだったのでは。ではなぜ、抱卵放棄されたんだろうか…?週末だけとはいえ、人間が傍にいたから?

なんとなく最近、行く度にサツキの藪の下を覗いて見ています。うれしい発見があればいいけれど。そしたら今度はウチの「ハンター」チビ太との共生がもっと問題だなぁ…。
by nicecuppatea | 2009-04-28 21:01 | 昆虫&鳥 | Comments(0)

選択的除草

この時期、草むしりをする場合は結構こまかく葉っぱを見ながら刈ります、というのも、この畑のVIPナナホシテントウとナミテントウの羽化の時期だからです。

彼らはアブラムシを主食としてくれる、畑には大変ありがたい住人なのです。(どれほど効果的なのかはよくわかりませんが・・・まだまだ畑にはアブラムシがいっぱいいますから。。。) こんな光景をみると「ガンバレー♪」と思ってその葉は草を刈らないで部分的に残しておきます。
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結果、畝の真ん中には「草の浮島」が^^
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不思議なもので、テントウムシの蛹は毎年畑のある一定の場所にまとまってついています。去年はポプラを編んで作った、堆肥置き場の編みの周りに何十というテントウムシの蛹がついていました。
今年はどうもそこから北に5メートルほど移動した「イチゴ畑」(雑草畑に見えるけど)の真ん中が大量発生地になっています。さっそくこのあたりも草刈禁止エリアに。
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農薬を畑に撒くことはないけれど、雑草をきれいさっぱり抜いてしまったらやはり、生育中の益虫には迷惑なんじゃないかな、と、独断と偏見に基づいて「テントウムシの幼虫や蛹」と、「カマキリの卵」、と「ミツバチがたくさん飛んでくる花」には極力手をつけません。 都会であっても都市の周りにある程度近距離間隔で公園や緑地があると、そこをつないで生物は生息し続けることができるのだとか。

「ナチュラル・キッチンガーデン」だからといって、全ての雑草を生えるがままに…ってわけじゃなくって、全部「綺麗に」してしまうかわりに「ちょっととっておく」ことができればずいぶん虫が住みやすい環境になるのじゃないかと、勝手に考えてます。

おそらく農家の人にしてみれば「虫が住みやすくなると困るから全部綺麗にするんだ」ってことなんでしょうけど(笑)

その良い(?)例が桃畑の縁に時折撒かれている除草剤。機械で草刈ができない部分は薬で枯らさないと、そこに害虫が残る、という考え方なのでしょう。
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イギリスの牧草地や休耕地、その他野鳥を含む野生動物の保全を目指す環境配慮型農業を行っている農地に奨励されている(補助金の対象にもなる)慣行のひとつに「生垣やフェンスから2メートル以内の草地を刈り込まないでそのまま残す」ということがあります。

そりゃあ、農地といっても商業桃畑と、休耕地や牧草地は意味合いが違うけど・・・。全く逆のことをやっている二つの事例にちょっと考えてしまうなぁ・・・。
by nicecuppatea | 2009-04-27 21:15 | 畑の野菜・くだもの&いきもの | Comments(0)

畑セラピー

先週の木・金は、所属部署のアメリカ側からの訪問者があり、そのスケジュールや、ミーティングのアレンジに前週からなんだかんだと時間を取られ、また社内でのプレゼンテーション、社外からのプレゼンテーションなど資料の翻訳や当日の通訳と、なにかと仕事がつまり、なんとか週末にたどりつきました。。。体中の細胞が休息を要求している気がしましたが、無理やり土曜日の早朝、車で山梨に(^^

折しも土曜日は大雨。晴れているとつい寝不足も忘れて畑にでてしまいますが、雨が降ると必然的に部屋にいるもの。結局、朝寝、昼寝、夕寝、と先週の睡眠不足を補うがごとく、土曜日はほぼ一日寝ていました。やはり、人間でも、動物でも、雨の日は本能的に体を休めるようにできているのでしょう。本能の声に逆らうものではありませんね。

翌、日曜日は快晴。睡眠でフルに充電したカンジです。

その割に本日の作業は地味なものでした。再び畑の隅にある「タラの木林」に踏みいって、なぜかここに毎年たくさん生える、「雑草」の山芋を、そのツルが木全体を覆ってしまう前に、根こそぎ掘り起こします。地面に張り付くようにして本日掘り起こした「イモ」はこれだけ。
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山芋を掘るのって、結構集中します。芋の一番深い所にだけ集中して、折らないように、ひたすら深く掘り下げていくのです。気がつけば膝まづいたり、ほぼ這いつくばって掘っていたり。でもそこまでして掘っても折れてしまったものも多数。つくづく非効率なことに時間を割いているなぁと思います。でもそれが平日とのコントラストでよいのかも。

カモミールがたくさん咲いてきました。こちらはカモミールティ用。背中に感じる強い太陽の熱が気持ちよく、地べたにぺったりと座ったまま、何も考えずに花を摘み取っていました。
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頭をからっぽにしてひたすら土を掘ったり、花に向かう作業って、何か魔力がある感じがします。
by nicecuppatea | 2009-04-26 23:03 | 畑の野菜・くだもの&いきもの | Comments(0)

畑の残り野菜整理メニュー

再びお約束ですが、週末に近づくに従って、冷蔵庫の残り物が増えたり、使いきれない野菜が目についてきたりします。山梨の畑に出かけていくことのよいことは、文句なく田舎にいて畑で体を動かすことで心身ともにリフレッシュができること。けれども短所としては、東京に残っている冷蔵庫のものを片付けることができない、ということがあります。

先週は、東京の冷蔵庫に入っている残り物野菜も全部山梨に持ってきました(^^さんさんと降り注ぐ太陽に背を向け、畑にでずにまず残り野菜の整理から。

まず、東京の冷蔵庫に何か月も入っていた冬越し大根、ニンジンを細かく刻みます。それから山梨の樽に漬けてあったしょっぱすぎる沢庵(笑)こちらから大根2本と大根葉を3本分取り出して、みじん切りにしてから塩抜きのため水に放します。あとは、半分トウ立ちしてしまったキャベツを数株、畑から採ってきて、これらをすべてみじん切りに。

あとは、農てんきで買ってきた地元のシイタケを日に干して「干しシイタケ」を作っていますが、その際切り落としたいしづきもみじん切りに。
全てをボールに合わせてしばらく置いた後、よく混ぜて沢庵の塩けを他の野菜にもなじませて、手でよく水気をしぼります。
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これとひき肉をテンメンジャンで炒めて塩、醤油、砂糖、コショウで味付ければ、お弁当のおかずにぴったりの中華風そぼろに。

全ての材料が、とにかく廻っていく。それを感じるのがなんだか幸せ。このレシピだとトウだちしたキャベツの花芽の芯まで、残さず使えるから私好み♪
by nicecuppatea | 2009-04-24 20:46 | Comments(0)

畑のカモミール

そろそろ畑が白いカモミールの花でいっぱいになる時期。数年前、どこからか種が飛んできたのか、鳥のフンに種が混じっていたのか、一株が山梨の畑の横にある駐車場の砂地に育ちました。
芳香の強い、可憐な花ですが、見た目によらず、これもものすごい生命力。

毎年だいたい真冬の時期には、丸いグリーンのレースをぴったりと地面に押し付けたような、ロゼッタ状の葉が駐車場の砂地のあちこちに見られます。春になるとぴったりと地面についていたそのレースがやおら起き上がり、繊細な葉を伸ばしながらぐんぐんと大きくなるのです。

ウチのカモミールは畑の外で、剪定くずの山の隣、いつも車を駐車している何ということのない砂地にたくさん生えています。人や車の通り道でもあり、剪定くずや枝の移動でその下敷きにもなるし、洗車したり、水遣りしたりすると泥だらけのホースがその上をくねくねと通るし、洗車すれば汚い水に水没してしまうこともあるし。住環境としては、畑の野菜たちに比べるとかなり不遇です。
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ここは剪定枝に押しつぶされて、とうか枝の下から芽を出して何とか日に当たろうと成長中。

このカモミール、人が踏もうが、多少水が枯れようが、洗車の水に水没しようが、たくましく育ち続けて可憐な花を咲かせます。「あぁ、踏んじゃった」と思っても、翌週来てみると、まるで立ち直っています。逆に畑でふかふかの土の上であわよくば肥料分を吸収して育つと、茎が長くなって倒れちゃったり、花弁の下にたくさんアブラムシがついたりしてしまいます。適度に踏まれたり、栄養もなくて低く、たくましい茎で短めに育つやつが一番強いみたい。

咲いたカモミールの花は摘み取って乾燥させ、お茶にすると良く眠れるといわれています。あまり私には必要ないけど(^^それより私は乾燥花を日本酒につけて濾して、グリセリンと混ぜたものを化粧水としてたっぷり愛用中。

本当、ありがたい花です。
by nicecuppatea | 2009-04-23 21:56 | 畑の野菜・くだもの&いきもの | Comments(0)

畑の山菜

春の生命力のつよいモノシリーズが続きます。

こちらは野蒜。子供の頃、野山に行って、一番簡単に取れる「山菜」として、野蒜を引っこ抜くのが大好きでした。けど、食べ方はといえば味噌をつけたりして、どちらかというと子供向きというよりは酒の肴向き。取るのは楽しんだけれど、あまり食べて楽しんだ記憶がありません。
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何年か前に元花畑にちょろりと生えた野蒜。あっという間に畑中に広がってしまいました。その生命力たるや、さすが春の山菜。草むしりをしても球根が地中に残っていれば翌年は倍になってまた地上に顔をだします。そろそろこちらも「成長抑制」に出なければ…もう食べるしかない。

やってみたことはないけれど、本でも見たことはないけれど、こうすればトーストなんかに使えるのではないかと思ってアップルビネガーに氷佐藤、ハーブ、塩少々と胡椒粒を入れて、つけてみました。イギリスで見たペコロスの甘酢漬けをイメージしてみたけど、うまくいくかな。
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by nicecuppatea | 2009-04-22 23:52 | 畑の野菜・くだもの&いきもの | Comments(0)

突き破るキャベツ

「台所でたくさん使う野菜の自給」ということで先日「玉ねぎ」をたくさん植えたことを挙げましたが、「キャベツ」もそんな野菜のひとつ。生命力にあふれるアブラナ科の植物ですから、簡単に収穫できそうな気がしますがこれがなかなか・・・。

白菜やキャベツなどの結球野菜は、私のような素人には何かと「植えるタイミング」が難しいのです。秋口に植えて、モンシロチョウのいぬ間に冬の霜に当たって甘く育つのが一番育てやすいパターン。初冬に植えた苗が小さければ、春になって結球しますが、中途半端に大きい苗が冬越しすると、春先、葉は巻かずに花芽を伸ばしてしまいます。今年のうちのキャベツ畑は、まるで菜の花畑のよう^^ 巻かずに花をつけたキャベツが大半です。

その中でぽつぽつ見られる結球したキャベツも早く食べないと、真ん中からとがってきて、そのうち花芽が厚い葉の層を突き破ってでてきます。
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何層もあるしまったキャベツの葉を内側からバリバリと押し破って伸びようとする花芽の勢いはすごい。そしてこのアブラナ科の花は畑からひっこ抜いても、切って捨ててもなお、たくましく花は天を向き続け、咲き続けるのです。

この生命力の強さが、春の象徴。こんな野菜をおいしく頂いて、勢いを体に取り入れて、体が影響されないわけがないよなー。。。
by nicecuppatea | 2009-04-21 20:37 | 畑の野菜・くだもの&いきもの | Comments(0)

痛くもおいしいタラの芽

この時期、農協など見てみると「タラの芽」が10個ほど小さいパックに入って「300円」とかで売られています。「山菜の王様」として人気が高く、この時期これを取るために都会から山にハイキングに来る人も大勢いるのだとか。

こちら、ウチの畑の隅の「タラの木の林(?)」」です。冬にだいぶ地下茎で広がった部分を切りつめたのですが、まだかなりの広さ。タラは枝がないけど、季節が進むと長い柄の先にヤツデのような手を広げた葉がたくさん生えます。地上に出ているあらゆる部分がカギ型に先っぽが曲がったトゲに覆われているので、ひとたび葉が茂ると何をやるにもトゲが刺さって、下草刈りすら気が進まず、結局毎年夏から秋にかけて、ここの部分が畑で一番の「無法地帯」となってます^^;
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毎年うっそうと茂ったトゲトゲのタラの木には、マメ科の葛みたいなツル植物、そしてなぜか毎年ここにたくさん生える山芋のつるが絡まり、その下にはスギナ、背の高いブタクサが生えて厚い緑の壁を作ります…。畑の日あたりや風通しをさえぎるので、この生垣の隣の畝に植えた野菜は気の毒なほど育ちません。

やはり勝負は春先の草むしりだ。

と、今年は生えてくるツルを芽が出たところからきれいに抜いてしまおう、と決意。山芋も芽の下の芋を掘りあげてしまおう、と芽が出てきたばかりのタラ林に潜入。それでも落ち葉や枯れ枝でも十分トゲが刺さるほどタラの木たちの「ガード」は固いのです。

数年前ホームセンターで地下茎を購入して植えた「コゴミ」。日あたりが悪くてなかなか大きくなりませんが、ようやっとまとまって葉っぱがでてくるよういなりました。
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この山芋、落ちたムカゴから育つのですが、どうも地上に落ちた芋はだんだん地中に潜っていくらしい…。注意深く、深く掘りおろさないと、途中で長く垂直な地下茎が折れてしまいなかなか「芋」の部分まで行き着きません。
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しかもここはタラの芽の地下茎が「水平」に広がった地下茎が網の目のように広がっているので、よほどラッキーでないと完全な形の芋は彫り上げられません^^;

これらの芋は普通は「種芋」としてこの時期畑に植えるものなのでしょうが、ウチでは「成長抑制」のため、その晩タラの芽、コゴミなどと一緒に天ぷらになりました。畝の草刈でとれたタンポポの根は洗って切って乾かして、「コーヒー」に。去年のこぼれ種から育ち、取り忘れていた冬越しごぼうはきんぴらにしてお弁当のおかずに。
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タラ林との、痛くもおいしい戦いは、まだしばらく続きます。
by nicecuppatea | 2009-04-20 22:07 | 畑の野菜・くだもの&いきもの | Comments(0)

初夏のイチゴを夢見て

今日の甲府盆地の最高気温は25度を超えるなど、畑はすでに初夏のようでした。この畑からの、シーズンで一番早い楽しみは「いちご」。本当は毎年「ランナー」から育った新しい苗を植えかえながら育てるのがいいんでしょうけど、この場所に苗を植えっぱなしにしてかれこれ4,5年。最小のメンテナンスしかしてあげてませんが、毎年十分「初夏の楽しみ」を提供してくれています。
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毎年花の咲く今頃は、朝、畑に出るとミツバチの羽音がブンブンした…と思うのだけど何だか今年はハチが少ないような。テレビでミツバチが病気になって減っているニュースなんか見たからそう思うのかな。

傍のキャベツの菜の花でようやっとミツバチを発見。無心に花の中に頭を突っ込んでいて、私が近くまで寄ってカメラを構えても全く意に介さない様子。いちご畑で同じようなミツバチの働きぶりを見たかった気がしますが。。。
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それでも若い実がつき始めました。
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なぜか日本では「いちご」というと12月のクリスマスの時期が一番売れるらしいですが、売れる時が旬の時と違うところに消費社会のトリックがあるのかなーと感じます。

いちごはもともと真冬に採れるものじゃなくて、初夏に実をつけるものなのだけど。イギリスにいた頃は、ウィンブルドンのテニス・トーナメントが始まる頃がちょうどいちごのシーズンの頃でした。テニスを見ながらいちごを食べる、ってのが初夏の光景だった気がします。旬の食べ物と季節の風物詩の楽しみは、いつも良い相性♪

都会生活ではなかなか難しいけれど、旬のものを旬でない時に食べる「違和感」みたいのを感じた時は、それをなるべく大切にしたいものです。
by nicecuppatea | 2009-04-19 23:09 | 畑の野菜・くだもの&いきもの | Comments(0)