2010年 08月 15日 ( 1 )

夜のお勤め

田舎に越して以降、自分たちも驚くほど(年齢もあってか)早寝早起きを慣行している我々夫婦は、最近の猛暑も手伝ってピーチの散歩を朝5時、夜の8時半にするのを日課としています。とりわけ夜はまだ昼の暑さが残っているので、できるだけ木のたくさんある公園の暗い道を3人で歩きます。

先日、歩きながらふとコンクリートの足元をみるとなにやらコガネムシ大の物体がもそもそ歩いていました。夜、得体のしれない物体が足元にいるのはあまり気味が良くないけど。

…と思って、よく見るとそれは、7年越し(!)で今、土の中からでてきたばかりのセミの幼虫。これから木に登って羽化して、人生(?)最期の一週間、真夏の空の下を飛び続ける準備ができたんでしょう。

が。はたから見ていてもその動きが危なっかしい。

コンクリートのトラックのすぐ横の土の上を見れば、セミの幼虫が地中からはい出してきた無数の穴が。どれもこれも硬い土の上に開いています。あんな小さな、力の弱い昆虫がよくもまあ、こんな硬い土を掘って地上へでてきたこと…。

やっとこさ地上にでてきたら、今度は夜半の羽化のために近くの木に登らなければいけないはずなのに、傍のコンクリートの道にでてきてしまうものも多いみたい。そこは人の往来の激しい場所。7年間地中で我慢して地上へ這い出る日を目指してきて、出て来たその場でジョギングしている人にふんづけられたら、ちょっと哀しい…。

ということで、その日からピーチの夜の散歩では、目を凝らして地面を見ながらコンクリートの道の上をさ迷っているセミの幼虫を見つけては、それを拾って近くの木の幹に留らせてあげる…そんな作業が毎晩のお勤めとなりました。ま、実は大きなおせっかいかもしれませんけど。

だんなは私以上に暗闇で目を凝らして「落ちセミ」を探し、「助けてあげなよ」と私に言いますが、セミの幼虫は、顔がバルタン星人に似ていて気持ち悪いから自分ではさわれない、と(^^;

ま、それでも「助けてあげないと」と思うのはえらいことだ。おとといは4匹、昨日は2匹。さて、今晩は何匹拾うのか。ま、世間ではこういう人を「おせっかい」というか、「変わり者」って、いいますよね。
by nicecuppatea | 2010-08-15 09:58 | 昆虫&鳥 | Comments(2)