桃と桜

昨日も書きましたけど、おそらく今の甲府盆地は一年中で一番きれいな時期を迎えているでしょう。盆地中が淡いピンクの桃の花色に染まります。

収穫作業がしやすいように、また、できるだけ枝より実に勢いが行くように、商業用の桃の畑では、桃の剪定ではまっすぐ上に延びる元気の良い枝はすべて切り、かわりに下を向いたり並行に横に延びる細めの枝を生かしてそこに実をつけます。結果、枝全体に花がつくと、さながら桃の木の上全体に桃色の天井が広がったように見えます。地面にはこの時期、あわい紅紫の花と葉をつけるホトケノザがびっしり咲いて、上も下もピンクに染まります。んー、こんなにものすごい光景なのに、誰もお花見をしている人がいないなんて。
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毎年、甲府盆地の私の畑のあたりでは、四月あたまに桜の花が咲いて、それからしばらくして八重桜の咲く4月の終わりごろに桃の花が満開になったものでした。ところが今年様子をみていると桜の花も今が満開。桜と桃が同時期に咲いているのです!
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一緒の時期に咲いているとその花の違いがよくわかります。桜はさくらんぼの柄のようにいくつかの花がまとまったところからでていて、それが咲くとまあるいポンポンの様にこんもりと見えます。

白を基調に淡いピンクの気配がある花がいくつもまとまって咲き、たくさんの花がひとつの「かたまり」に見える桜に対して、桃は一つ一つの花の真ん中へ行くほど濃いピンク、梅のようにひと花ひと花、別々の花が枝から直接開き、枝に沿ってびっしりと花がつくような印象で、ひとつひとつの花がそれなりに自己主張しながら咲いています。

「お化粧下手の桃」と「薄化粧上手の桜」とだんな。異論はあるでしょうが、一理あるかも。
by nicecuppatea | 2009-04-06 22:21 | 里と野山 | Comments(0)
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