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藤ヅルのバスケット

先日も書きましたが、先週、田舎の庭には植木屋さんが入っていました。去年までと違う植木屋さんで、素人目にみても、今年の植木屋さんたちのほうが断然仕事が丁寧で、「木のことを考えている」気がします。

「木はしゃべれねえから、どうしてほしいかこっちがわかってやらないと」といい、色々な木の「診断」を色々話してくれます。中でも年々弱っていた豊後梅ともみじは「よく枯れなかったな」と言われる始末。植木屋さんに頼んでいるから大丈夫…と思っていましたが、そうでもなかったらしい(^^

その植木屋さんに呼ばれて畑と庭の際に行ってみると、これまで気づきませんでしたが庭の藤棚の藤が地下茎を伸ばし、樫の垣根の傍から芽を出してかなりツルが伸びていました。

「あ、ここ切るときツルを長いままとっておいてもらえませんか?」と私。ツルを切るとなればそのまま放っておくわけには行きません(^。^)これらがとってもらった藤のツル。別段プランしてはいなかったけど、早速バスケットを編むことにしよう♪
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藤ヅルは、針金のようにしっかりした硬いツルで、頑丈なバスケットができます。切ったその日に編むと、ほかの種類の大抵のツルでは水分が蒸発した数日後にはツルが縮み、バスケットがグラグラに緩んでしまうのですが、藤づるではそんなことはありません。乾燥した後水につけて編めばよいのでしょうが、切ったその日に編めばその手間も省けます。

今回は太めのツルがたくさんあったのでそれでリムバスケットを編むことにしました。最初に輪っかを二つつくり、それを十字に留めます。このとき、どこが底になり、どっちが持ち手になり…ということをデザインしながらフレームをつくると大体のバスケットの表情が決まります。私の一番好きな作業のひとつ(^^フレーム止めにはきつく巻いてもしなやかで折れない、色もコントラストになって綺麗なアケビのつるを使いました。

フレームのところで菱形に見えるこの留めのデザインは「God's Eye」(神の目)といわれます。
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それにしてはちょっと左右非対称(^^;でも長くてしなやかなアケビのつるをつかったら大きな「目」ができました。さっすがアケビだ~、とひとりつぶやきながら夕方の縁側で編み続け、東京に帰ってからも編み続け、寝不足になりながら翌日も、そのまた翌日も少しづつ編み続け…。

この手のバスケットは左右の「目」のところからバスケットの真ん中に向かって編み進めていくのだけど、真ん中近くまできたら、ちょっとだけ藤づるが足りない~~!ってことでここはアケビを使って埋めました。色のコントラストにセンスの微塵も見られませんが^^;こうなるのなら、もっと取っ手に近いところにブラウンのアケビを入れるべきだった~…といってももうここまで編んじゃったらこれはほどけないなぁ。

カラーデザインは「???」ですが、、最近作ったバスケットの中ではけっこう大きめで、頑丈なバスケットになりました。やっぱり、アケビは素晴らしい。果物入れにでもしようかな。
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by nicecuppatea | 2009-03-05 21:43 | Comments(2)
Commented by burnethill at 2009-03-09 21:24
なるほど、なるほど。この形の籠は両脇から編んでいくんですね。我が家のリビングのテーブルの主になってる美しいかごをながめながら、どこから編み始めるのかなあと思っていたんです。写真のかごもとても美しいですね。真ん中のあけびもいいと思うけどなあ、、、
Commented by nicecuppatea at 2009-03-09 21:39
Burnethillさん、カゴを大事に使っていただけて本当にうれしいです(^^まだまだ、編み方のバラエティは色々広げられるなぁ、と思います。その植物の質感や色がバスケットにそのまま移せたら素敵だなぁ、と思うのですが、やってみるといつも思ったとおりにはいかなくて・・・。でも、だから何回も編んじゃうのかもしれないですね。
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