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雨の日にストレスをためる者たち

今日は雨。人間も犬も雨は嫌ですが、ウチにはさらに雨を嫌う生き物がいます。それがネコのチビ太。

もともとは5年前の今頃、家の近くの公園の出口でダンボールに入れられて捨てられていたのをダンナが見つけたものです。 ダンボールの隅っこには生まれておそらく2週間ほどではと思われる小さい毛玉が二つ寄り添って入っていて、それを上空からカラスが狙っていたとか。

とっさの判断を迫られたダンナは向こうから歩いてきた犬の散歩をしているご婦人に、二つの毛玉のうちきれいな方を押し付け、そうでない方を家に持ち帰ってきました。

「なんて気の強そうな顔をした子ネコ…!」というのがダンナが連れ帰ってきたその子ネコを見たときの第一印象でした。「きれいな毛玉」のほうは、全身ブルーグレーでグリーンの目をしたロシアン・ブルーの女の子のようだったといいます。きっとロシアンブルーのお父さんかお母さんに日本ネコの野良ちゃんがかかっちゃったのでしょう。

ネコを飼ったことがないとおっしゃったその散歩中のご婦人に、ダンナはきれいな方の子ネコを譲ってきたのだとか。(ちなみに今でもそのおウチでは宝石のように大切にされているとか)

かたやダンナがウチに連れ帰ってきたのは薄茶色と白の「サバトラ」といわれる柄の♂。模様は完璧に日本ネコですが、顔が小さく牙が下顎骨の中にはまりきらないのでちょっとドラキュラ顔に見えます。
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子ネコなんだけど・・・。そのうえ尻尾はあたかも豚の尻尾のようにちょろりと「の」の字に曲がりくねっています。。こんな形のシッポがネコに存在したとは・・・。

子ネコのくせにとても気の強そうな顔はなんとなく「太」という男っぽい文字を想起させたので、そのままずばりで「チビ太」と命名(^^

数年前の冬には忽然と家から姿を消し、(「信じられないー!」と周囲に言われつつ我々飼い主は大枚はたいて「ネコの探偵」さんを雇い)2日後に公園の「一番高い木」のてっぺんで震えているのを発見され、近くの消防署のはしご車に救助されたり、はたまた実家の3階のベランダの欄干から雨の水滴で足を滑らせて一階まで落下したりしながら、しぶとくも現在まで生き残っています。最近では家と外を自由に出入りする生活を謳歌し、週末ごとに車で山梨まで我々とドライブしては畑で狩りを楽しむ(とってきたネズミや鳥は数知れず…)など、かなりセレブなライフスタイルを実現したので、今では「絶体絶命からの大逆転ネコ」としてウチのダンナは崇拝しています。

小さい頃はピーチのおなかに「ぴと」と張り付いて一緒に寝たりするかわいい面も見せていました。しかし最近では文句を言わないピーチにやりたい放題。特に雨だと外にでられず「おしっこ」が気持ちよくできなくてイライラがたまるらしい。写真ではピーチの口横のタプタプを噛んだままひっぱっています(^^;
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とにかくこいつはピーチが好きで、なんやかやとちょっかいをだしたいらしい。ピーチはピーチで決して声をあらげたり噛んだりしないので、きっとこの二つの毛玉の間には、何らかの「気持ち」が通じているんでしょうね。

それにしても、早く雨やんで、チビ太外へでてくれないかなぁ…・。
by nicecuppatea | 2008-12-17 20:47 | ピーチ&チビ太
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