山の宝さがし

週末は結局、とてもバスケットを編む、というような余裕はなく畑仕事に追われましたが、「そろそろ山の方にいってみたら秋だから、何かおもしろいものが見つかるかも!」となんとなく思いつき、買い物に車を出した後近くの山の中を少し歩いてみました。私の言う「おもしろいもの」とは、漠然としていますが、かわいい実のついたツルだとか、そんなものです(笑)

キッチンガーデン(というか畑)自体は盆地(ほぼ桃畑と住宅地)のど真ん中にあって、周りには山も雑木林もないので、そういうところには「行こう!」と思って車でいかないと行けません。

甲府盆地の端にあたるここらの山は、それほど高い山でもなく、なだらかな山肌には私が子供の頃は頂上近くまでぶどう棚が続いていたものです。春になると子供だった私でもひとりで自転車にのって山へ入っていけて、わらびとりができるあぜ道がたくさんあって、東京住まいの自分にとって子供心にとても楽しい「自然」の場所でした。

数年前そこが開発されて温泉施設と「フルーツ公園」ができました。甲府盆地全景を見渡しながら正面に富士山の頂上が見える場所の温泉ということで、最近は雑誌にも紹介されるほどの人気。そのあおりか、わが畑のそばの「ほうとうや」なども、土日に駐車場に止まっているのは殆ど県外ナンバーの車です。

人が集まってきてくれる、ということは何よりこの地区の人たちが望んでいることでしょうし、峠の温泉もそりゃ、気持ちがいいと思う。ただ、私としては舗装道路に人工的に植えつけられた果樹園よりも、ブドウ畑の間の舗装もしていない道を自転車を押してあがりながらわらびとりをした、ああいう場所がなくなってしまうのは、少し寂しい。最近はさらにその山の温泉の「奥」まで車でいかないと、そういう雑木林には行き着けなくなりました。

…ということで、スーパーの帰りに温泉を通り過ぎて山の奥へ。そこまでいくとまわりには一面「放置畑」が広がります。うっそうと生い茂ったツルが棚を押しつぶし、地面からは草が生え、ジャングルのような様相を示していた畑は「ちょっと見」では何の木かもわかりませんでしたが、よくよく見るとそれはキウイ畑でした。
e0151091_2321799.jpgおそらく放置された時はキウイを作っていたのでしょうが、その前はこの棚は間違いなくぶどう棚だったでしょう。ぶどうは手がかかるからキウイに変えて、それでも誰も面倒見る人がいなくて結局放置されて・・・などと想像してしまう。
ぶどうの木は放置されるとほとんど枯れてしまうけれど、放置されたキウイ畑のキウイのツルは、人通りもなくなった歩道にまでツルを伸ばし、びっしりと小さい実をつけていました。たくましいものです。

そばには大きなスズメバチの巣まで。どれほどここに人が入ってきていないのでしょう。
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「この畑、ほしいなぁ…」とつぶやく私に、ダンナは戦々恐々(笑)
by nicecuppatea | 2008-11-12 07:46 | 里と野山 | Comments(2)
Commented by burnethill at 2008-11-12 21:19
この実のいっぱいなったキウィの木ほしいなあ。でも、すずめばちが番をしてるんじゃあ、、、キウィは花粉症によく効くので、いつも手元においてます。ニュージーランド産のは酸っぱいですけど、牧丘町で無農薬の自然農法で作っておられる方のは最高においしいです。
Commented by nicecuppatea at 2008-11-12 21:34
Burnet hillさん、
わたしもこのキウイの畑全体が欲しかったですぅ~(笑)このキウイ、誰にも見られることも食べられることもなく時期が来ればすべて地面に落ちちゃうんでしょうね。「放置畑」ですから、無農薬でしょうね、たぶん。農家の方の「こだわりの果物」…ではないけれど。私の畑のまわりにも最近は桃畑やブドウ畑で放棄されるところが増えていますが、たいていそういう木は自然に弱ってやがて枯れて行ってしまうのに、このキウイが人に見られること、ありがたがられることもなくこんなに元気なのは、感動すら覚えました・・・。
花粉症に効くのかぁ・・・知らなかったです。冬になったらもう一度見に行ってみようかな・・・。でもスズメバチがなぁ。
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