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かご屋らしい店先

昨日は、入間市ジョンソンタウンのワンデーマーケットに出店しました。

例年、クリスマス前最後のこのマーケットは、たくさんの人がカゴを手に取って下さり、たくさんのカゴたちが嫁いでいくタイミング。

ですが、今年は正直、店頭販売できるかごを作り足す余裕はまったくなく、先日お伝えしたとおり、過去1か月半ほどは、未だかつてない集中力で、オーダー頂いた品を編んでいました。

それらのかごの嫁ぎ先は、知り合いのお花屋さん。お花畑の花、というより森の木々を花束やリースにしているようなそのアトリエには、入っただけで森の香りがします。その、大好きなお花屋さんから「大きなかごを20個下さい」とオーダー頂いたのは、十分に作業時間を配慮していただいた9カ月前の事…。

私の編むカゴは、素材調達から始まるので、ブルーベリーシーズン終了後から20個分の素材調達を年内に行うのは難しいと思い、11月までに10個、お届けします、とお約束したのでした。

編んでみて初めて分かる、自分の手の遅さ、一つのかごにつかうツルの量。なんだ、いままでこんなことも自分でわかっていなかったのかと、今更ながら。そもそも10月に納品する予定だったものを11月末まで伸ばして頂いて「それなら余裕です!」なんて言ってみたものの、結局最後、10個目のかごを仕上げたのは納品当日(^^; 
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9カ月もあったのに、私よ、なぜ計画的にできなかったのか。

最後は編みづるが足りなくなるたびに、近所の裏山や駐車場へ朝方に出向いては、ちょっとづつ採りたしてくる始末。ツルは乾くと痩せるので、本当は編みあがってから時間をおいて、完全に乾いてから納品するべきもの。

しかしそんな余裕はまったくなくなり、できるだけツルが痩せてもかごがスカスカにならないよう、キチキチに詰めて編みました。ヒジが腱鞘炎になるのでは、と思ったのは今までで初めて。とにかく、できた。

お渡しはワンデーマーケット当日。とりあえずその日の朝、自分の出店の背景として10個のかごを並べてみると、いつもの小さな机とミニチュアカゴのディスプレイだけの店頭が、なんだかとても「リアルかご屋」っぽく見えます。いつもこれぐらいたくさんのかごをお見せできるような店頭になったらな〜と、夢が膨らむ^^
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それが今度、野外の延長みたいな自分の出店から、アトリエに納品されてみると、今度は同じかごでも、「田舎の畑道具」から「フラワーデザイナーのバスケット」に様変わりして見えるような。この日を迎えられて、良かった♪
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さあ、3月までにあと10個!こんどは寝かさないですぐに取り掛かりますよ!

by nicecuppatea | 2017-12-04 20:46 | Willow Cottage
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