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粛々とした週末

今チビ太はほぼ、私たちの寝室のふとんの枕元あたりにおいたヒーターの前にお気に入りの寝床を置いて、大抵そこで寝ています。
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が、時々思い立ったように洗面所に行って水を飲んだり、他の部屋(暖房の入っていない通称「物置部屋」)の布団の上で寝たり、いつも爪を研いでいた椅子の脚で爪を研いでみたりしています。ガリガリでフラフラしてるんですけどね。それを見ているともうツメなんて研がないで体力温存して!という思いの一方、「そうかそうか、研いでるか」という気持ちも。

それでも夜、フラフラと人前から他の部屋へ行くと、もしかしてこのまま朝になったら逝っちゃってるんじゃないか、そのために私たちの傍から離れようとしたんじゃないか…とか、色々考えてしまい、長い夜になっています。真夜中すぎ、うぁ~ぉ、と変な声で鳴きながら水を飲みに行くシルエットが見えると、あぁ、まだ大丈夫だった…と。

ツメ研ぎ、水のみ、おトイレ…きっとどれほど苦しくても、それまでやっていた普通の生活をそのとおり、最期までやろうとするのですねぇ。すごいなぁと思います。私なんかちょっとなにかが心配になっただけで、他のことが手につかなくなるのに。
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流動食を使ったり、高栄養食をあげたり、自分で食べないのにシリンジであげ続けていると、これって人間の勝手な「延命措置」だとも思います。
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何のため、誰の為にやっていることになるかな、と。でもまだ肺はきれいで息苦しいことはないようなので、こうして少しでも時間ができたら「好きな事」をもう少し出来ないかな。それも結局飼い主のエゴかもしれませんが…今日はちょっとステロイドや点滴が効いたみたいで吊り上がってた目が普通に近づいてきた。私たちも粛々と出来ることをしながら、呼吸をあわせていよう。

by nicecuppatea | 2015-12-27 10:53 | ピーチ&チビ太
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