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セミのはなしーその1

ウチは狭山丘陵のなかでも「トトロの森」にほぼ隣接した自然豊かな場所。まぁ、つまり通勤圏であるのにすごく田舎。

ここに来るまで、セミの声でこんなに色々楽しめるとは知りませんでした。

子供の頃、セミは7年間、地中で生活して、7年目の夏に地上にでてくると、木の汁を吸って、交尾して、たった1週間で死んでしまう…はかないものの象徴のように教えられました。

夏の終わりに近づくと道路のあちこちに落ちている、死んだセミもなんとなく「はかないもの」の象徴のように見えるもの。

今日散歩していたら、緑道の端の植え込みが、まるで「セミの抜け殻がなる木」みたいにセミの抜け殻でいっぱい。あたりはうるさいほどのアブラゼミとミンミンゼミの合唱。

セミってかわいそうだよねぇ。ずーっと暗い土の中にいて、やっと地上にでてきて、鳴いて鳴いて、交尾して、謳歌するのは1週間だもんね、と私。

いやいや、とダンナ。

実は、セミは地中の王。地中ではソファに座って、ブランデー片手にテレビ見てるんだよ。7年間、ずーっと道楽が過ぎた、って最後に反省して地上にでてきて読経して、死んでいくんだよ。だからセミが鳴いてるのは、みんな、お経唱えてるの。ありがたいの。

お願いだから、そういうでたらめなおとぎ話っぽいもの、子供にしないでね(^^;
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by nicecuppatea | 2015-07-30 07:45 | 昆虫&鳥
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