野良ごはん

昨日まで滞在した西伊豆の岩地地区は、かなり高齢化、人口減が進んでいるように見えました。基本的には民宿や漁業が生業の地域だったのでしょうけど、かつては急な山肌では段々畑で野菜や果物がたくさん作られていたのでしょう。目を凝らして山肌を見れば全て雑草や雑木に覆われた、昔は段々畑だったところとわかります。てっぺんにいくつか鮮やかな山吹色の実をつけた夏みかんの木があるところは、かつてはミカン畑だったのかもしれません。ペンションの奥さんに聞いたら、「お隣の区画の畑も昨年までは80歳すぎのおばあちゃんがやっていたけれど、亡くなっちゃったのよ。」

こうしてまた、放置されるであろう畑が増えていくのかも知れません。周りを見てもほとんど車もなく、歩いている人にすれ違うこともありません。眼下には美しい海岸線が見え、空気もなんだか南国っぽい。住んでいる埼玉県西部と比べると季節も、時間のスピードもずいぶん違うなと感じます。

散歩の時、目を凝らすと、草に埋まった段々畑の間にはきちんと石の階段がつくられていて脇には蕗が生えていたりします。もうかなり伸びてしまっているけれど、誰も取らないフキノトウがまわりにはたくさん!!
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なんともったいない…(いや、べつに誰も取らなければ、花が咲いて、枯れていくだけなのだが^^)滞在中、ワンズの散歩で歩くたびに、道端でみつけるブロッコリーみたいに伸びちゃったフキノトウを摘んで歩きました。この辺りじゃ人もいなければ飼い犬もいないから、上からスプレーされている心配もなし。全部摘んでたらかなりの量。
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で、家に戻った今朝。摘んできたフキノトウで蕗味噌を作ることに。茎が伸びちゃったフキノトウばかりだけど、むしろ可食部分が増えて、お得♪こんな量のフキノトウで蕗味噌、作ったことないな(笑)

これを全部みじん切りにして油でいため、味噌とみりんで練ります。できあがったビンいっぱいの蕗味噌に、なんだか達成感。
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ところで、昨日までの3日間は、上げ膳、据え膳でこんなにたくさんのご馳走を食べてました(^^;
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飽食の3日間のあとは、玄米と雑穀を炊いて、おにぎりの中に蕗味噌をいれて、今日はこれだけでお昼ご飯。リセットのためにこれから数日は極力シンプルなお弁当にしようと思います。
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蕗味噌の甘辛さと苦さのコンビネーションが、まさに「春」。これはこれで、贅沢ともいうかなぁ。

by nicecuppatea | 2015-03-10 20:19 | 暮らしのアイデア | Comments(2)
Commented by 藤色のアン at 2015-03-10 20:34 x
御無沙汰しています。読み逃げばかりでした。ゴメンなさい。蕗味噌につられてしまいましたよ。
蕗のとうって、苦いけど、蕗味噌にしたらホント美味しいですよね。今年は、作って居ませんが。
枯れた冬の庭でも蔓が目につき採っては、クルクル巻いてしまいます。先日からたまらず、小さな籠編み始めました。多分庭の蔓では、かぶれないと思います。
伊豆の方では、沢山のツヅラフジの収穫良かったですね。
Commented by nicecuppatea at 2015-03-10 20:49
藤色のアンさん、
お立ち寄りありがとうございます♪そうなんですよ~、フキ味噌ってご飯にもいいし、なんかお酒にも合いますよね。もうウチの周りでは見当たらないので、得した気分で帰ってきました。
お庭のツルで小さなバスケットが編めたらいいですね。素性がわかってて、アレルギーの元にならないとわかっているものが、安心ですよね。アオツヅラフジとの出会いに関しては、また後日!
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