ツルの素性

数週間前からめっきり涼しくなって、昨日、狭山市楽市楽座のクラフト市に出店しましたが、外にいるだけでさわやかな気候となりました。

「カゴってなにか、秋のモノだよね」という言葉を聞くことがあります。昨日はなんとなくそれを実感できるような一日でした。一日の終わりに残ったのは、ほぼこの小さなプレート一枚。裂いて編み込んだ枝は、夏にたくさん実をつけてくれた、畑のブルーベリーの剪定枝。裏返すと、枝の皮にはほんのりと紫の色が残ります。
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店を覗いて下さる方が時々言われるのが、「最近は、ツルも少なくなったわよね~」というようなこと。

なんとなく、自然のツルで編んだカゴ、というと、山奥深くにある貴重な素材を集めて作った貴重なもの、そして、そういう自然の素材はだんだん減っているもの、という考えが、フツーにあるのかもしれません。

実はそんなこともないんですよ。

私のカゴの材料は、見たところ可燃ごみみたいなもんです(笑)道路脇の葛、駐車場横の電信柱にからまっているヒメツヅラフジ。(かなり、郊外型の風景には間違いありませんが)、公園で剪定されたカワヤナギの枝や、台風で落ちたシダレヤナギの枝。それにもちろん、畑から出た剪定枝や、トウモロコシの皮も。

また、放置された畑や、管理の手が行き届かなくなった河原、山里の道沿いなどでは、人の手が入らなくなったり、足が踏み入れられなくなると、真っ先にに繁茂していくのがツルの様な気がします。

当然、厄介者扱いされることが多いような。周りを覆い尽くすと、下の木を枯らしたり、伐採しようとしてもものすごく労力がいったりするから。

昨日、掲載したシダレヤナギのバスケットは、東京都足立区のとある公園のシダレヤナギの落ちた枝が素材でした。それを、買って下さった方に伝えたら、面白がってくれて。これからは、バスケットを作る時のツルの「素性」もお知らせできれば、面白いかなぁと思い始めました。

材料を採れば採るほど、編めば編むほど、環境の保全や美化にも役に立つ、というようなことになればいいなと思います。来週日曜日の入間市「ジョンソンタウン」のマルシェ出店に向けて、人目も気にせず、編みつづけよう♪
by nicecuppatea | 2013-09-30 19:17 | Willow Cottage | Comments(0)
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