ドングリのバスケット

先日の週末、再び家の裏で開催されたマルシェに参加。今シーズン最後のブルーベリーと手編みのバスケットで店を広げました。

最初は「こんなバスケットを対面で売るなんて…」とビビっていたのですが、最近は買って下さる方とのうれしい会話を体験して、だんだんあつかましくなり「今度はこんなの作ってみよう」と、あれやこれや、小さなアイデアを重ねて新しいバスケットを作ってみています。

そうして作ったバスケットのひとつがこれ。
e0151091_21342732.jpg

先日の、知人からの「キーウィ用のバスケット」へのオーダーを受けて試行錯誤して作ったフレームに、イチョウの樹皮を編みこんだもの。やっぱり大きさとしては帯に短し、襷に流しかな、と思っていたところ…

マルシェの前を、お母さんといっしょに通りかかった、5歳くらいの女の子がそのバスケットをじっと見ています。

「ほしいの?」とお母さん。

女の子はただ黙ってバスケットの取ってを握っています。

「そうだ、これ持ってどんぐり拾いに行こうか?」「うん」

お母さんが450円を払ってくれると、女の子はそのバスケットをそのまま手に提げて帰って行きました。

その姿を目で追いながら、あのバスケットを持って女の子がドングリを拾いに行く…そう考えていると、なんだか鼻の奥がツンとしてきました。

こんなにうれしいバスケットの使われ方があるでしょうか。

バスケットを作ってきて、本当によかった。

工芸品みたいに高価なものじゃないけれど、気軽に買えて、子供たちが遊びながら使えるような、「森の遊び」の延長みたいなバスケットを、これからも作り続けていこう。

―と、何だか心に刻みつけた日になりました。

使ってくれて、ありがとう。
by nicecuppatea | 2012-09-10 21:34 | Willow Cottage | Comments(0)
<< 楽市楽座! オーダーメイド >>