手作りの交換

数週間前、会社の知り合いの方から、山女(たしか)の燻製を頂きました。

会社ではどちらかというと自分を消す感じの役回りで、ひたすら寡黙かつプロフェッショナルに仕事をこなしている印象の方で、誠実な印象でしたが、何年もフツーに関わりをもちつつ、仕事以外の話をしたことがありませんでした。が、ふとしたタイミングで、私が住んでいる「半田舎」の更に西の山沿いに週末の別荘をお持ちで、そこのログハウスで週末は燻製をつくるのが趣味とお伺いし、がぜん話が盛り上がったのです。

そんな話の数日後、丁寧なお電話を頂き、「いまよろしいですか?」そして、手作りとは思えないほど丁寧に袋詰めされた山女の燻製を頂きました。あまり写真はよくないけれど・・・
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「ちょっと塩がきついかもしれません」
「皮は硬いから食べないほうがいいです」
「どうぞお返しとか、絶対気を使わないでくださいね」

その方らしい、細やかな指示(?)を頂き、持ち帰りました。週末にワインと一緒に食するとこれが美味。

塩もぜんぜんきつくなく、ガサツな私は指で身をむしりながら皮ごと頂き、皮と身の間のうまみを堪能。

「おかえしはしないで」と言われたけれど、この気持ちは何とかお返ししたい。

「手作りには手作りで返したら?」という旦那の的確なアドバイスに基づいて、私にできることはやはりカゴを編むことぐらいしかなく^^きっと山奥のログハウスなら、こんなワイルドなカゴが一個くらいあっても、なんか使い道があるんじゃないか、と。
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できあがって、さっそく持って伺うと、「だから、お返しはいらないっていったのに~!!」と、ちょっと困った感じだったので、迷惑だったかな、とこちらもドキドキしたのですが、翌日丁寧なお電話を下さり、奥様からのお礼のコメントを具体的に伝えて下さいました。「色の配列が素敵です。カゴは好きなのですが、自分では一度しか作った事がありませんでした。花入れに大事に使いますね、ありがとう」と。

気持ちを伝える、伝えられる、ということで、モノのやりとりも濃い経験として残りますよね。
by nicecuppatea | 2012-05-04 22:13 | 暮らしのアイデア | Comments(0)
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