コットンボール

ここ数年、「和棉」を細々と育て続けています。

きっかけは数年前に訪れた「エコプロダクツ展」でした。キュプラという、綿花のタネのまわりにある短い「コットンリンター」なるもので作ったエコな繊維の紹介ブースを訪れたことでした。そのブースで「あなたもコットンを育ててみませんか」とタネを配っていたのをもらってきたのです。

家に帰ってきて、色々調べてみると、流通している綿花はほとんど輸入品、しかも普通に綿花を栽培すると、畑で育つ他のもの、つまり野菜と比べて、一説には約10倍の農薬を使うものらしい。

漠としたイメージしかわきませんでしたが、それを知って何となく、じゃあ、せっかく育てるのならば今は殆ど栽培されてないという和棉を、無農薬で育ててみよう、と思ったのです。

で、もらってきたばかりのタネを捨て(タネに罪はないのですが…)、和棉の普及に力を注いでいらっしゃる方から在来種「大島」のタネを分けて頂き、以来、毎年少しずつ育てています。

育ててみて初めてわかったことがいくつかあります。

まず、かわいい!

黄色いシフォンのような花が終わると、先のとがったイチゴ大の緑の実が付き、しばらくするとそれがパカッと割れて中から真っ白でほわほわの綿が顔をだします。どうも植物ではなく、どこか仔犬、仔猫などに通じる「生まれたての毛玉」的なかわいらしさ、というか。

で、かわいいから、と後先の計画なくたくさん育ててしまうと、その加工に頭を抱えることになります。それほど、綿の加工とは手が掛かる、ってことも初めて知りました。綿の中のタネをむしり取り、繊維をならして、糸をよる。それはそれは、気の遠くなるような作業なのだ、と。

で、今年は、手間をかけて糸をよるより、たくさんの人に、棉花のかわいらしち「毛玉感」を味わってもらおうと、枝に付けたまま、小さいブーケ風にまとめてみました。
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見て、愛でてから、それでほっぺたを付けて感触を楽しむ…、用途はそんなところでしょうか。有機無農薬栽培の和棉にしては、あまり付加価値のない使い方ではありますが^^;
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by nicecuppatea | 2011-11-15 22:10 | Willow Cottage | Comments(0)
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