人気ブログランキング | 話題のタグを見る

炎天下のバスケット編み

引っ越してから「できるだけモノを少なく」と思っているのになかなかウチが片付かない理由のひとつは、家の中に様々な「材料」が転がっていて、それを使って作るはずのものがまだ完成していないこと。

編みかけのバスケットもそのひとつ。

数週間前の日曜日、平底のバスケットを編み始めましたが、その日は中心を編んだところでタイムアップ。そうなると、その編みかけはそのままの形で、次の週末まで放置。

こういうモノは色々な意味で始末が悪いのです。

まず第一に、無意味にデカい。中心部を格子上に組み、長い編み芯を放射状に広げた状態だから、できあがり作品よりずっと幅広なのです。さながら巨大なアシナガのクモみたいな感じのまま、大量の編みツルと一緒に長らく部屋の隅っこの床を占拠することになります。カチカチに乾燥した編み芯は足に当たれは突っついて痛いし、折れやすいし、ホコリはつくし、掃除機はかけづらいし。

で、先週末、片を付けることに。

一晩バスタブの水に浸けて、軟らかくなったアシナガのクモを連れて、ダンナの日焼けに付き合いに、再び近所の公園へ。行き交う人に見られてるカンジはしますが、そのへんはできるだけ気にせずに。

で、バスケット編みを公園で続行。
炎天下のバスケット編み_e0151091_1954553.jpg

編みツルは、ウチのまわりに植えられているアイビーみたいなのを剪定していた庭師さんに頼んで、剪定クズのツルを長いままとっておいてもらったもの。これで大きめに底を編んでから立ち上げます。
炎天下のバスケット編み_e0151091_19544047.jpg

側面のアクセントには白い銀杏の皮を2,3巻き加え、エッジも同じ皮で巻きました。
炎天下のバスケット編み_e0151091_19551138.jpg

まだ売り物にするにはちょっとつくりが甘いが…(えっ?売り物にするつもりだったのか…!)

でも、ウチに散らかっていた材料(それも植木屋さんが捨てるつもりだった剪定クズ!)がとりあえず別のものとなって生まれ変わったなあ、と考えるとひとり何だか気分が良くなったりして。ただ気温35°の公園での作業が終わった頃にはかる~い熱中症ぎみ。

夫婦揃って、いい加減にしとけや…。
by nicecuppatea | 2010-08-11 19:55 | バスケット編み
<< 夜のお勤め 自給自足への道 >>