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編むということ

今、会社でやっている仕事は、私の好きな仕事です。私にとって「通訳」は、人並み以上に長いこと学校の進級に時間がかかり、ようやっとお金を頂けるようになったスキル。まだまだですが、先週も社内外の人を集めた会議で、ホテルのバンケットにしつらえられた同時通訳ブースに入る時、張りつめた気持ちの中で、一瞬だけですが「そういえばこういう仕事することを夢見てずっと勉強していんだよなぁ」と思い出しました。やれ忙しいだの何だの言わずに、こういう気持ちをできるだけいつも近くに感じていることが、楽しく、長く、上達しながら仕事を続けていくのに大事なことなのでしょう。

普通、会議の通訳をする時に通訳者は「通訳の準備」に集中するものですが、昨今は私のいる環境部署に海外を交えた会議や訪問者が増えてきました。そういう時は当日の通訳だけでなく事前の内容づくりも行い、その会議の参加者にもなります。内容に吟味を重ねて資料を作って、通訳をする当日には疲れて「出がらし」のようになっていることも(^^とはいえ、神経が一点に集中するような仕事がやらせてもらえるのは大変幸運なこと。

ただ次へ進み続けるには、一点に集中して張りつめた神経を何かの方法で、ぼわーんと拡散し緩めなければ、そのうち伸縮しなくなってしまうでしょう。

バスケット編みはそんな時に最適!何も考えないでひたすらツルを上、下、上、下と這わせたり、編みヅルがポキリと音を立てて折れないように、ゆーっくり時間をかけながら繊維をよじり、枠の周りに巻いていったり。

先週末、山梨からの帰り際にフジ棚から伸びたツルをひと巻きふた巻きとってきました。それを今週、熱湯につけて皮をはぎ、特徴のない、小さなバスケットを編みました。出来はともかく、神経がゆっくりと緩んでいく作業は気持ちの良いものでした。

出来上がったバスケットにはムラサキシキブとヘクソカズラの紫色と金色の実を。
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同じ時期に実る実は、一緒にすると色が合うような気がします。たった4つだけなった山梨の庭のリンゴ「アルプス乙女」も一緒に、窓のないオフィスの、机の上にでも飾ろうか。
by nicecuppatea | 2009-11-02 21:16 | バスケット編み | Comments(0)
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