東京日和

昨日同様、見事なほどに天気予報ははずれ。この夏初めてではという程、夏っぽい日差しがさんさんと照っています。

毛玉たちには外は暑すぎるし、二人(?)とも爆睡中なので、日焼けが趣味のダンナ、広い空を見るのが趣味の私の利権がぴたりと一致して、久しぶりにチャリで皇居の周りまで行ってみることにしました。
イギリスから返ってきたばかりでまだ仕事をしていなかった頃、カントリーサイドもなく、空も狭い東京で息がつまりそうになったとき、必ず訪れたのが皇居外苑でした。都会の真ん中なのに、この空の広さ。ずいぶんと気持ちを楽にしてもらったもの。
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日曜日の午前10時以降は、皇居のまわりは自動車通行止めになって、道路が自転車に解放されます。官庁街も近く、普段は片道4,5車線ある道路を終日ひっきりなしに車が通るのに、日曜午前10時を過ぎるとこの大都会の景色の中、聞こえるのはセミの声だけ。車がいないとこんなに静かなのか、と驚かされます。

このうだるような暑さの中、何時間も芝生の上に寝転がってガンガン汗をかくのがデトックス作用があるようで好きだという、UVケアの時代にほぼ逆行するダンナ。私は木陰であれやこれやと手元仕事で時間を過ごします。実際PCもテレビも台所もなく、「これから2時間、芝生の上でなにして過ごそう?」と考えるのも楽しい。そういう時、一番ピタリとくるのがバスケット編み^^

…ってことで、出かける前、ツルをいくつか鍋の中に放り込み、20分ほど煮てから濡らしたタオルにくるみ、ビニール袋に納めてリュックの中へ。こんなことがあるので、やはり山里で収穫したツルはできるだけ小さく丸い輪っかにして保存すると便利。都会の小さな台所でも、お鍋の中に入るくらいの輪ならばすぐに柔らかくできるから。

あまりたくさんのツルもなかったのですが、今回イメージしたのはウェールズの伝統的技法で作られるスウィル・バスケット(Swill basket)。本当はウィローのリム(枠)にオーク(楢)の木のスプリント(真っすぐな幹をうす―くはがしながら作った木の繊維のリボンみたいなもの)で編む、大きく、丸く、手触りのよいバスケット。ジャガイモいれたり、洗濯物いれたり、重いモノを入れてラフに扱っても何年も使える丈夫なバスケット。

そんな材料はないので、気持ちだけ(笑)スウィル・バスケットを作るつもりで、アケビとフジのツルを茹でました。

スウィル・バスケットを作る時はウィローに蒸気を当てて熱して丸い編み枠をつくります。私は太くて強くて柔らかい、アケビの根っこを使って代用。つなぎ目はナイフでけずって接着してできるだけスムーズな丸い枠を作ります。

もちろん編みづるも、スプリントはないので細いアケビやフジなど手元にあるものを利用。途中でリムの接着がとれて作業中のバスケットが空中分解したりして、小さいバスケットの割には時間がかかります。とりあえず形が固まったところ。
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もうちょっと。
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できあがり。きっと台所で使いかけのニンニクやショウガのかけらを入れるくらいの役には立つでしょう。
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週末、東京にいても結構満ち足りた時間が過ごせるもんだ。
by nicecuppatea | 2009-07-26 18:44 | バスケット編み | Comments(2)
Commented by burnethill at 2009-07-26 20:51
うーん、見事な手仕事!皇居前でかごを編む方もまれだとはおもいますが、、、
Commented by nicecuppatea at 2009-07-28 11:00
Burnethillさん、たしかにそうかも<皇居前でかご編み(笑)実は私はバスケットは野外で編むのが一番好きなんですよ。ツルのとれた場所のそばで草の上にべったりと座ってお日様の光を感じながら編むのって最高に気持ちいいですよ。道具を要するような複雑なのは編めないけど。明るいところでの手仕事だから目も悪くならないし(^^                                                            話は変わりますが、先日Burnethillさんのブログの中にグーズベリーが紹介されていましたね。完熟でおいしそうでした♪ちなみに4月29日のこのブログでグーズベリーのデザートのレシピを紹介しています。一緒に使うエルダーフラワーの季節はもう終わっちゃったと思いますが、いつか機会があったらぜひお試し下さい~^^ 
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