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ざんげ

野菜が伸びるのに伴って、昆虫たちの活動も活発になってきます。

今年も戻ってきました、子カマキリ!
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土の上で草刈りの手を止めてじっとしゃがんでいると、周りでいくつも動いているのが一度に目に入ることがあるくらい、この時期の畑の地面にはたくさんの子カマキリがいます。その「ゾロゾロ感」が禍いしてか、カマキリの卵が孵るのを「気持ち悪い」という人もいます。

けれども、畑の虫をたくさん食べてくれると思うと、私としては厚遇したいカンジ。(といっても、畑では綺麗なチョウを花の上で襲撃しているのしか目撃したことがなく、果たして私が想像しているとおりの働きをしてくれているのかどうか。。。)

とにかく、一度「畑のカマキリは大事にするっ!」と決めて以来、畑でみつけたカマキリは大切にそっとしておき、子カマキリがいればできるだけその周りの草を刈らないようにし、卵が枯れ枝についていれば、間違って刈り取って焚き火にくべないように、印を付けて冬越しさせたり。

そんなかわいい子カマキリを見つけたので、「せっかくだから獲物がたくさんいるところへ連れて行ってあげましょう♪」と思い、手のひらに乗せて、まだまだアブラムシがたくさんいるキャベツ畑に大事に連れて行って放ちました。その瞬間…

地面の横からなんだか黒い影がさっと出てきたと思ったら、それが子カマキリにからみつき、あっという間に…。よく見たらクモ!私が「大事に連れて来た」子カマキリ、あっというまにクモの餌に(涙)

ほんの1,2秒の、それこそ1センチにも満たない生き物同士が、畑の草の間で見せた一瞬の出来事。でも私はしばし呆然とそこに座っていました(--;

こんな変哲のない野菜畑も、実は熾烈な生への戦いがミクロのレベルで繰り返されてるんだなぁ…カマキリ、ごめん。。。もうこれから絶対、「自然の摂理」に安易に手を出したりしません・・・。
by nicecuppatea | 2009-05-27 22:33 | 昆虫&鳥
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